ゾッチャ家の大学生3は目に見えぬ敵と戦っていた。
繰り出される攻撃!
だがその攻撃は敵に通用しなかった。
「誰か・・・! 誰か助けてくれっ!! 」睡魔に襲われ、戦いに疲れた彼は叫んだ。
その時だ。
すぅーっと白い手が伸びたかと思ったその瞬間!
・・・ぺち・・・・ぐい・・・ぐい・・・ぐい・・・
彼を一晩中悩ませたその敵は、颯爽と現れた最強の狩猫、チーによって両手で挟まれ、タオルケットに押し付けられ、その短い生涯を終えたのだった。

「ありがとう! チー!!」
大学生3はチーによって再び深い眠りへと落ちていったのでした。
朝になり、明け方起きた一部始終が皆の者に知れ渡った。
白トラのハンターとしての功績に隠れていたチーの才能が今、輝き始めたのである。

この目でっ!!

この手でっ!!
立派に獲物をとり、駆除し、みなの者からその才能をほめたたえられたチー。

これからのゾッチャ家の守り神は、君なのかもしれない。

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