彼はとても素直です。元野良猫なのにまっすぐに人を信じます。一点の曇りもなく。
注射や点眼をされて嫌々しても、抱っこされるとすぐにご機嫌になります。
ブラッシングが好きです。人の手が大好きです。
愛を乞う猫です。

トイレが完璧です。場所見知りしません。
我が家に来てまず最初したことが排泄という、堂々たる子です。
初日から一度も失敗はありません。


視界がせまいので激しい遊びはしません。騒ぎません。
ただひたすら、人のそばにいたいと願う子です。
穏やかな時間をくれます。
彼には左目がありません。猫風邪の後遺症です。
でもお家の中での不自由さはなく、ちっとも可哀想ではありません。
隻眼は、黒にゃが黒にゃである証です。
苦労を知る子だからこそ、やさしく寄り添ってくれるのです。
シャンプーもお薬も爪切りも点眼も掃除機も平気。好き嫌いもありません。
警戒心がなくて、抱っこ好き。
おまけに美男子です。
パーフェクトな彼ですが、ひとつだけ苦手なものがあります。
それは猫。
彼のおしりには大きなハゲがあります。よく見ると牙の跡も。
縄張り争いに巻きこまれたのか、一方的に噛まれたのかはわかりません。
一度や二度じゃない数の傷がいくつもあります。
餌場にありつけず、追われ追われて辿り着いた先がホームセンターの駐車場だったのでしょうか。
そう考えると、食べ物屋さんの近くにいながらガリガリに痩せていたのも合点がいきます。
こんなに温和な子が、他の猫を警戒し威嚇するのには十分な理由です。
黒にゃは素晴らしい子です。フリーにしているときの彼は手がかかりません。
もし我が家に先住猫がおらず、黒にゃと一緒に暮らせていたら、
愛し愛され、それはもう蜜月の時を過ごせたはず、と想像してうっとりするのです。
彼の穏やかさと懐っこさは人を虜にします。

でも現実、我が家は多頭飼い。
先住たちの安寧を守るため、黒にゃはケージでの生活を余儀なくされてます。
それはとても残念なことです。もったいないです。
黒にゃが黒にゃらしく生きるために、どなたか手を差し伸べてくださいませんか?
彼は必ずあなたの愛に応えます。
あなたを幸せにします。
https://www.neko-jirushi.com/foster/88394/

最近のコメント