わたしがとっ捕まえてケージにいれて病院に連れて行ったり、首輪したりするもんだから触らせてもくれないし常に隠れています。
ご飯時はたまに姿を見せますが、手を伸ばしてもとどかない距離感・・・・
ちびくんにとっては本当に安心できる場所ではないのだと思う。いきなり知らない人が上がってくるし、3歳の子供がくるし、仮の場所とわかっているんじゃないかな。

ブラシをすることも撫でることもできず。最近は食も少し落ちてきて前より明らかに食べなくなりました。
缶詰を投入するも半分くらい。
とらくんは缶詰+かりかりを大量に完食するのだけど。
ここに来る前は、お外生活だったけど、とらくんと一緒にいて、雨をよける場所もあって、好きな時にすきなとこに行けた。季節の風を感じて、虫を追いかけて遊んだりできた。
でもいまはできない・・・・
お外に出ることもできない・・・・
そんな風に思っているんだろうか。
私に見せる表情はいつも、怒っているようなさびしいような、そんな顔。
なでなでさせてくれたあのちびくんと全く違ってしまった。

わたしの選択は間違っていたんじゃないか、ちびくんから自由を奪ってしまったんじゃないか。
そんな考えが日増しに強くなっていった。
自分の実家に猫がいたが、ちびと同じように出入り自由だった。別宅があり、別の名前をもらってかわいがられていた子もいたっけ。
いつの間にかいなくなったこもいたけど、「猫は死期を悟ると帰ってこないからね」とおばあちゃんがよく言っていた。そうして世代交代をしていろんな猫たちがきていた。
あのこたちはうちで幸せだったのだろうか。
人と濃密に関わることはなかったかもしれない、えさ場、雨風しのげるところ、という認識だけだったのかもしれない。お互いがほどほどの距離感を保って生活していたのだ。
(もちろん避妊去勢はしていた)
「のせ猫」の写真集をみると自然の中でのびのびくらすしろ一家。
ほんとうはみんなこんな風に自然とともにいられたらいいよね、とも思う。
いまのちびの周りには自然も、畑も、人家もほどほどにある、のらさんも多いが人も受け入れている。
そんな環境だったら、閉じ込めておくよりちびが外に出て、ご飯だけたべにきて、冬寒い時は玄関先にあったかい寝床を用意してやればいいんじゃないか。とそんな風に考えてしまう。

私との濃密な関係よりも、「元気だね」とあえるほうがちびにとっていいのかも、と。
保護して1ヶ月近く、そんなことを考えてしまいました。
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