天高く馬肥ゆる秋とは、
●秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある。
秋の季節の素晴らしさをいう句で、多く手紙などで時節の挨拶として用いられる。(故事ことわざ辞典)
●空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋。秋の好時節をいう言葉。(デジタル大辞泉)
なぜ天高くなのか❓
天を地球の回りにある空気の部分と仮定すると、暑い太陽光線を受けて空気が膨張する夏が最も高く、冬に低くなるので、秋は中ぐらいの高さといえる。
それなのに、秋の空が高いと言われるのは、夏の間の湿気の多い空気に変わって、大陸育ちの乾燥した空気が日本を覆い、視界が良くなるために空が高く見えるからです。
発生源は中国北西部の警戒警報
「天高く馬肥ゆる秋」は、漢語で「秋高馬肥」といい、中国北西部の農民にとっては恐ろしい警告を意味することわざです。
紀元前、中国の北方に匈奴（きょうど）と呼ばれる騎馬民族が遊牧生活を営んでいた。
彼らの住む土地(モンゴル高原)では冬の寒さが厳しく、その期間は食料が全くとれなかったという。
匈奴の人々は馬に春や夏、十分に草を食べさせ肥えさせた。そして、秋になり(中国側で)農耕を営む人々が収穫の時期を迎えると、その収穫物を強奪するために(たくましく肥えた)馬を駆って一斉に南下してくるのである。
前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として言ったことに由来する。
つまり、「天高く馬肥ゆる秋」とは「秋には北方騎馬民族の侵略を警戒せよ」という戒めの言葉であり、「秋には必ず異変が起きる」という意味の故事成語なのである。
日本における「二百十日」「二百二十日」は台風が多いので警戒せよというのに似ていますね。一種の防災警報❕
ところで、故事からは天高くのいわれがわからないですね❓
故事では馬が肥えるのは夏である。
この故事のモンゴル高原の馬は秋に肥えるのではなく馬は夏に肥えてたくましくなっているのである。秋になってその肥えた馬に兵士が乗って南下し、中国側の農民の収穫期を狙って侵略してくるわけである。
秋になると北方騎馬民族がよく育った肥えた馬に乗って国境の高い山を越えて略奪に降りてくるところをイメージするとなんとなく馬超えるでも面白い。≫
万里の長城はこの肥えた馬たちの山越えを防ぐために造られた
秦の始皇帝が万里の長城を築いたのも、この匈奴の侵入を防ぐためであったと言うことである。
なお、匈奴（きょうど）とは、紀元前3世紀末から5世紀にかけてモンゴル高原を中心に勢力を持っていた遊牧民族のことです。
天高く馬肥ゆる秋のルーツをたどると万里の長城の築城に行きついた。感慨深いものがあります。≫
秋は、馬は肥えるが人間は太るおそれあり❕
現在の日本では、「天高く馬肥ゆる秋」の言葉を、馬だけでなく、人間にあてはめ、肥えるを曲解して太ると解釈し、「秋はあなたも太る季節ですよ」と、ダイエットに結びつけ、商業べースに結びつけ、女性週刊誌や女性誌の広告は満載されています。
事実、秋には新米や、さつま芋、マツタケ、マイタケ、シメジなどのキノコ、果物類の梨、ぶどう、柿、栗、りんご、みかんなど糖分たっぷり、野菜は小松菜、大根、きゃべつ、魚類ではサンマ、イワシ、サケ、サバなど秋の味覚が食欲を誘いますね❓
結ロンロン👉一方秋は「スポーツの秋」です。うまいものをいっぱい食ってもいいが、十分運動もして太らずに、身も心もバランスよく肥えてくださいとの。。。。
何でもおいしすぎる秋、猫様共々、食べ過ぎにはくれぐれもご注意くださぁ～～～い❕(´▽｀)
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前置きが長くなりましたが、ここからは、ハナジルシコーナーです。
今回は、ピンク＆紫系のお花をＵＰしてみました～。
こちらは、月並みなコスモスの花々達デス。
こちらは、紫式部でございまあ～す。
こちらは、ピンクの薔薇デスネ。
こちらは、紫のダリアでございます。
～以上、ご提供は、マミ＆しゃらデシタ～😻～
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