それが今のべる。
数日前から友人に「こんな子がいてんねん」と写真が送られてきていた。
それがこの写真。
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ムクと同じペルシャなのかなあ?その程度にしか思っていませんでした。
でも、この瞳が頭から離れず。
12月8日の夜、保護主さんが歩いているところへ駆け寄ってきたべる。
保護主さんが飼えないので、元の植え込みへ戻したそう。
それでも歩き始めると走って追いかけてくる。また戻す、の繰り返し。
保護主さんは
『医療費の支払いを後悔するよりも、あとで助けなかった後悔の方が嫌だ』
そう考えて、昔、飼い犬でお世話になった動物病院へ連れて行ったそうです。
もの凄いノミとノミ糞とカサブタだったそうで、ノミ取りに3日かかったそう。
その病院では10日、べるは過ごしました。
実は保護主さんは生活保護で、精神疾患の子供さんを抱えていて大変な身。
連日の入院治療費が増え続け、知り合いに相談されました。
その知り合いから私の友人へ連絡があり、べるの存在を知ることとなったのです。
『預かるよ』そう言った私の元へべるを連れてきた友人の口からこんな言葉が出ました。
「ややこしいことになってんねん。酷い貧血で食べへんし、腎臓もあかんらしい」
この日から正直、本当に大変だった(笑)
なにせ腎不全の子のお世話の経験はなし!
腎不全の知識はなし!!
目の前の白い子は生きているのが不思議なほどのド貧血!!!
恐らく、最後の力を振り絞って保護主さんを追いかけたのだと思います。
歩けない、食べられない、立てない。そんな子でした。
筋力もなく、高い場所へジャンプもできなかったべる
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この高さへ上がるにも、懸垂みたいにして上がっていました。
紙砂トイレも踏ん張れなくて、後ろ足が広がっていっちゃうし。
たくさんのユーザーさんに助けられましたよ。
フードやベット、そして「アドバイス」も(^^)/
はじめまして~の方からも、「これがいいよ」「腎不全はこうしてあげたらいいよ」って。
嬉しかったな~♪
療法食と一緒に資料まで添えてくれた方も。
私一人では、とてもじゃないけど助けられなかったし、乗り越えられなかったと思います。
今でも当時のことを思い出しては、感謝・感謝です!
べるたん、カシャブンは離しません
ぶっさいくな顔が可愛い
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みんなとも喧嘩もしないし、意外に強いのよ、べるたん
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正直言って、2年も一緒にいられるとは思いませんでした。
何度か下り坂があり、仕方がないねと自分に言い聞かせては涙したり。
10月にも大きな下り坂があったけど、見事に登りきったべる。
小さな体だけど、本当に本当に強い子です。
ねえ、べる
来年の12月14日も皆と一緒に過ごそうよ。
ねえ、べる
出会ってくれてありがとうね
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感謝☆
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