9年前のわたしのバースデーの日のこと
この日の夕方
2匹のうちの男の子の
ポプの様子がおかしいとのメールが元夫からありました
というのは・・・
実は、この時
わたしは20年近く連れ添った夫との離婚を考えていて
話し合いをしても同意してくれないので
家を出ていました
当時の家には看護師目指して看護学校に通う娘と
高校生の息子と♂と♀の猫様と元夫
気がかりなのは猫様2匹でしたが
出て行く先は賃貸の為連れていけず
唯一、離婚を理解してくれた娘に託して家を出ました
余談ですがポプ・・・
この子には2つの名前がありました
レオンという名前を
先に名付けたのですが
どうにも本猫様が可愛すぎてしっくりこず
お花の乾燥させたもので作るポプリの略で
ポプちゃんと呼んでみたら良い感じだったので
家ではポプちゃんに
病院などに書く名前はレオンにしていました
お話を戻します
どう様子がおかしいのか連絡を取ると
どうも血尿が出てると
しかも
水飲み場の水の容器に
顔を突っ込んで水を飲みたいみたいなんだけど
飲んでもすぐに下から出てしまって
ぜんぜん体に水分が回らない状態のよう
もちろん食事も摂れない・・・
朝に少量食べただけだと言う
すぐにかかりつけの獣医さんに連絡を
すると夜にならないと
往診出来ないので
夜9時過ぎに来ると言ってくれた
晩遅く・・・連絡があった
獣医さんによるとすぐに入院させないと危ないとの事で
連れて帰ってくれました
その夜はわたしも最悪の事を考えてしまって眠れず・・・
次の日の9月8日
わたしは居てもたってもいられず
朝早く名古屋から東京まで新幹線でかけつけ
最寄駅に着いてクリニックに電話すると
先生は急患の往診中
AHTさんに伝言をお願いして電話を置きました
そして
先生がお昼前に帰ってきて連絡をくれたのですが
診断結果は・・・
腎不全
腎臓の機能が8割動いてないと
そう
人間ならば透析が必要な状態です
午後になれば面会できると言ってくれたので
午後になるのを待ってクリニックへ
点滴で繋がれて
ケージの中に力なく横たわっていたポプに会って
涙が出そうだった
これでも7日の晩よりは元気になったと
目には力があった
”生きたい”と言っているようだった
そして食べることも出来ないから痩せてしまって
鳴くことも出来ないのに
わたしが名前を呼ぶと
こちらをじっと見て
近寄ってこようとした
来なくていいからと抑えたけど
本当は抱きしめたかった
どうかお願いだから生きて
まだ6歳にもなってない
若いんだから
生きなさい
お前が生きられるならば
わたしの命すべてあげるから
そう祈った
この写真は生後2ヶ月の頃

奇跡の一枚です
お母さんと離れてやっとわたし達に馴れだした時
可愛いので写真撮影を何度も試みたのですが
仔猫なので、ちょこちょこしてて
なかなか良い写真が撮れず
当時はガラケーでシャッタースピードも遅かったのですよね
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