【人畜共通感染症/ズーノーシス】
人間と動物に共通して感染する感染症。
以前に書いたSFTSや猫引っ掻き病も含んでますが、一番怖い感染症を忘れていました。それは『狂犬病』です。
発症したら致死率100%!の感染症です!
『狂犬病』はあっさりは書けないので、また別の記事で書きたいと思います。
タイトルを『お父さんの水虫は猫さんに移る!』にしましたが共有しないで下さいね♥️
1)猫真菌症
【原因】真菌
【感染経路】
接触感染:真菌に感染している人間や動物との接触。
間接間接:真菌が付着してる物に触れる。
母子感染:母猫が真菌症の場合。
【なりやすい状態】免疫力が弱かったり弱っている状態だと感染しやすい。
※仔猫さん
※高齢の猫さん
※ストレスを溜めている猫さん
※病気中の猫さん
※栄養不良状態の猫さん
※長毛の猫さん
【治療】治療期間は3ヶ月から半年かかったりする
※抗真菌剤の内服
※抗真菌剤軟膏やローションの塗布
※抗真菌剤入りのシャンプーでの洗浄
水虫のあるお父さんの靴下やスリッパにスリスリしてしまったり、バスマットでゴロンゴロンしてしまったりすると感染してしまう訳です。
お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お祖父ちゃん、おばあちゃんの水虫も感染しますので、そこは悪しからず(笑)
2)猫クラミジア症
【原因】クラミジア細菌
【症状】粘着性を伴う結膜炎、発熱、鼻水、くしゃみ、咳、気管支炎、肺炎など
【潜伏期間】3~10日
【感染経路】
接触感染:口・目・鼻が接触することで感染する。多頭飼育では感染が広がってしまうので注意が必要。
母子感染:母猫さんが感染していると、仔猫さんが眼炎や肺炎を起こして死んでしまう場合が多々ある。
【治療】
※2~3週間の抗生物質の投与
※重症な場合は点滴
※点眼・点鼻薬
※ワクチン接種
人間の場合、「性行為感染(STD)」に分類されるクラミジアですが、原因が猫さんだった場合は誰も恨めませんね(笑)因みに人間同士の感染場合、クラミジア感染を知りながら他人に感染させてしまうと、民事で訴えられると「傷害」として敗訴する可能性がありますのでご注意下さい(笑)
感染症から猫さんも自身も守るためにはどうしたらいいのか?
基本は「清潔な環境の保持」「手洗い・うがい」だとは思いますが、猫さんの体調がおかしかったらすぐに病院に連れていく、多頭飼育の場合は感染してしまった猫さんを隔離する、お父さんの水虫を是が非でも治す!(笑)、など色々方法はあると思いますので、猫さんは対策が出来ないので、人間サイドでしっかり対策・対応するのが大切になりますよね。
注)お父さんを隔離しないようにして下さい(笑)
注)トキソプラズマなど書いていない感染症もありましので、気になる方はご自身でも調べてみて下さいね☆

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