シマちゃん脱走の翌日、通勤で車の運転中にふと左肩を見ると青虫が乗ってたんです。
おそらくシマちゃん捜索中、ツタか何かから落ちたんだと思われ。
窓からポイは可哀想なので、そのまま会社に連れて行き、
駐車場のすぐそばにあるゴーヤカーテンへ移しました。
それから2日後のことです。
会社から車で帰宅途中、踏み切り待ちをしていると、
後ろの車から若いお姉さんが降りて来て話しかけられました。
「あの〜車に何か乗ってますけど、いいんですか?」
そう言われて、2本のゴーヤを手渡されました。

意味がわかりません。
食べごろとは言い難い2本のゴーヤ。
それに我が家はゴーヤを食べません。
まあ、仕方ないので家に持ち帰り、室外機の上に置きました。
その直後です。
シマちゃんが家の近くに姿を現したのは。
そして翌朝には捕獲できましたから、2本のゴーヤは幸福のゴーヤに違いありません。
これって……青虫の恩返しですよね??(大真面目)
そしてもう一人の功労者は吉田さん(仮名)。

吉田さんはお盆休み頃から顔を見せるようになったお外の猫です。
エサもらってる野良なのか、外飼いの猫なのか、謎多きオス猫なのですが、
彼が縄張りを守ってくれていたお陰で捕獲器に野良猫が入ったり、
置きエサを食い逃げされることもありませんでした。
もちろん、吉田さんが捕まらないように彼には美味しいものを配膳してました。
吉田さんに会うたび「シマちゃんに会ったら、帰ってくるように言ってね」
そう伝えていました。
もちろん返事は「シャーーッ!(近寄んな!)」。
それが、シマちゃんが帰ってきたと同時に吉田さんが姿を現さなくなったんです。
次の日も、その次の日も。
まさか吉田さんが身代わりになって……
なんてことはなく、数日後、どっかで食事してきた感じの吉田さんが隣家で寛いでました。
君のことも、どうにかしないとね。

たくさんの、生き物と、人と、出逢いに感謝。
というお話。
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