貸していたキャリーを取りに伺うと、猫たちも私に慣れてきたのか、
お出迎えしてくれるようになりました。
嬉しい反面、困ります。
風邪っぴきの仔猫が多いからモヤっとするんです。
でも今回はあまりにも鼻水と目ヤニが酷い状態の子がいたので、
この子だけでも病院に連れて行きます! 目薬貰ったらすぐ戻しますから!
と半ば強引に連れ出しました。
猫屋敷のお母様は、命を落とすほどではないから大丈夫と言うけど、
いやいやいや、命は落とさないけど失明はしますから!
「せっかく可愛いのに、こんな顔してたら貰い手もつきにくいでしょう?」
というと、納得してくれたようでした。
車で数分の動物病院。
ここの先生、保護猫は診察料を取りません。
ちょうど同じタイミングで受付をする女性2人組がいました。
キャリーから仔猫の鳴き声が聞こえます。
「もう1匹、庭にいるんですけど、警戒心が強くて捕まらないんですよ〜」とその女性。
速攻で声かけましたよね。
「うちの捕獲器を使ってくださいぃ!!」
その日の夕方、女性から電話がありました。吉報でした。
黒鷹号(捕獲器)お手柄です。
動物病院で待ち合わせて捕獲器を引き取る際、
仔猫はどうされるんですか? と恐る恐る尋ねました。
すると、最初に捕まえた2匹はうちで飼います!と。
猫飼い経験者みたいなので、どうせなら3匹いっしょに…と言ったんですが、
その方は猫アレルギーだそうで。
1匹は大丈夫だったけど、2匹は冒険。
3匹となると無責任なことになるので、慣らして里子に出します、と。
その心意気や、天晴れ! ですよね。
どうぶつ基金のチラシを渡したら、母猫が姿現したら挑戦してみます!とのこと。
素敵な出会いに猫屋敷でのモヤモヤが一気に晴れました。
さあ、私もがんばろう。

黒鷹号は、猫といっしょに「愛」も捕獲してくれてます。
最近のコメント