容態も情緒も安定しています。
先生も驚くほどの驚異の回復力です。
あまりにも野良感丸出しの荒ぶる猫だったらリリースも止む無しか、と一瞬頭をよぎりましたが、
野良猫病院の先生も、すぐ慣れそうだよと、
「この子は一度もシャーって言ったことないんですよ」
と、のたまった瞬間「シャーッ」を発するいう、お約束もちゃんとデキる子です。
というかですね、自慢させてください!
ヒゲ子のスーパーミラクルラッキーガールぶりを!
そもそも内臓破裂するぐらいの交通事故に遭って、生きている事自体が奇跡です。
普通は即死ですから。
野良猫病院の先生のところでは横隔膜ヘルニアは1,000匹に1匹の確率だそうです。
ヒゲ子は内臓の癒着具合から事故後2〜3ヶ月経過しているとのこと。
彼女の場合、腸だけでなく肝臓も胸の中に入っていました。
それらが肺を圧迫し、さぞ苦しかったと思います。
なのに妊娠できるというから猫の強靭さは時に残酷です。
横隔膜ヘルニアは手術するタイミングも重要で、事故後すぐではショック死する危険性があり、
1年以上経ってしまうと今度は癒着がひどくなり、内臓をお腹に戻せないそうです。
仮に手術に成功したとしても、肝臓が機能せず麻酔から目を覚まさないこともあります。
圧迫されていた肺が急に膨らむことによって、肺水腫になりやすいので、
術後も安心できないと言われました。
でも今、それらをすべて乗り越えて、
ヒゲ子がここに居ます。生きています。
自ら、日本トップクラスと豪語するほど横隔膜ヘルニアに慣れた獣医さんに看てもらえたことが最大の幸運です。
そしてなぜかヒゲ子の手術費を夫がへそくりから出してくれるというミラクルもありました。
夫よ、ありがとう! 足を向けて寝れません!(1ヶ月くらい)
そんなわけで、持ってるヒゲ子、いろいろ整い次第、ずっとの家族を探そうと思います。
易しい道ではありませんが、彼女の歩みの先には希望への道筋しか見えません。
![](/img/diary_image/user_124392/detail/diary_182699_1.jpg?h=500f869a958ce757b4e8341eb056fd5d)
不死鳥ヒゲ子です。
どうぞみなさまお見知り置きを。
応援よろしくお願いします。
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