一本の電話がかかってきました。
それは実家の母から。
お父さんが、貴方たちも協力してくれるなら、子猫さんを引き取ってもいいかな?って。と。
実家の父母には、トラウマがあります。
それは40年弱もの前のこと。
私がまだ小さかった頃に、母が子猫を拾ってきました。
ハチワレの子猫で、マルオと名付けて、可愛がっていました。
が、引き取って半年ほど経ったある日、マルオは母が買い物に行く際、母の横をすり抜けて勝手口から脱走。
そのまま外に出てしまい、家の前の国道で。そして、母の目の前で車に轢かれて死んでしまいました。
幼心に、母が毎日泣き暮らしていたのを覚えています。
それ以来母は、口癖のように、「うちでは猫は飼えない。」と繰り返してきました。
理由は、二度とあんな悲しい思いをしたくないから。
その代わり、実家では犬を飼い、大切に育ててきました。
あの時のマルオの分まで。と、5年間の腎不全の治療も含めて、最大限の医療を施し、今までの二匹の犬は、それぞれ天寿を全うしました。
その子が死んで、もう三年。
毎月の月命日は、毎月必ず、父母が揃って、二匹が眠るペット霊園まで足を運んでいるのは知っていました。
そんな父母だから、チビ猫君を拾った時に、託したい。と願ったのですが、
「うちでは猫を飼えない」「私も年だし」の一点張り。(母は、もう60代半ばなのです💦)
だから、他の人を探して。と父母は言い続けていました。
が、今朝、脱走対策を万全にする。
茶々とユキの負担にもなっているようだし(ストレスがあるようで、二匹間の喧嘩が以前よりも激しく、増してしまいました)、貴方たち家族も手放せなくなっているようだし。
何よりも、やっぱり猫さんは可愛いわよね、と。
母は娘時代、母の実家でずっと猫さんと育ってきた、実は無類の猫好きなのです😅
主人も交えて、早速、脱走防止策を話し合いました。
計画では、勝手口のあるキッチンと玄関は、もういっそ行かせないように、その手前部分に脱走扉を設置。
チビ猫君には、10畳リビングと8畳の寝室。8畳の客間の三部屋だけで過ごしてもらう。
リビングにはゲージを置いて、洗濯等で掃き出し窓を開ける際には、ゲージに入ってもらう。
掃き出し窓にも、脱走対策を施す。
父母に何かがあった時には、必ず我が家で引き取る。父母の旅行等の留守中は、私が実家に通って面倒を見る。
それらを確認した上で、脱走対策後、トライアルをすることにしました。
実家は、うちから自転車で五分の距離。
三男坊も、じいちゃんの家でチビ猫と遊べる♪と、喜んでいます。
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どうか、上手くいきますように!
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