日本のツアーで見られるのは、『ナポリ』の画像でググって出てくる
海沿いのお城と、丘から見るナポリ湾越しのヴェスビオ山の景色だけ☆彡
ナポリはイタリア人にとっても特別な土地
古い歴史を持ち、美しく、美味しいものがたくさんある土地ですが、
規律の尊重がなく、人懐っこくお調子者、信用できないナポリっ子…嫌う人が少なくない^^;
私は、良きにつけ悪しきにつけ、イタリアの凝縮だと思っています。
市内散策、お決まりの教会訪問からスタート…
ローマの教会を見慣れていますが、ここの豪華さには口あんぐり( ゚д゚)ポカーン
禁教時代4世紀初頭に殉教した、聖ジェナーロ(ヤヌアリウス)の血液の奇跡で有名
http://gakkenmu.jp/column/10537/
ナポリの守護聖人を祀る、ドゥオモ=司教座教会→最も重要な教会です。
特産カメオを彷彿させる、柔らかいトーンのドーム内装
ちなみに⇧記事で儀式を司っている枢機卿、高利貸しの疑いで書類送検されています。
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右は、映画の舞台にもなったことがある、聖キアーラ修道院の内庭
柑橘系の木、1つずつ絵柄が異なるマヨルカ焼きのタイル張りの柱やベンチ…南欧っぽい景色
数人しか訪問者の居ない修道院の中庭、スマホをベンチに置いて写真を撮ろうとすると、
すぐさま警備の青年が「マダム!」と声をかけ、スマホを指さしました=手から離すな!
彼と作業員の会話は、意味不明…きっついナポリ方言
教会も魅力的、しかしナポリの市内を見てみたい
古い建物が立ち並び、車1台が通過できるほどの細い路地…ナポリの歴史的地区です。
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ナポリといえば信仰心が厚く(?)、クリスマスの飾りプレゼーピ…イエス誕生シーン…が有名
ナポリの教会では年中常設のようで、どこに行ってもまだ飾ってある(・・)
ドゥオモのものには、17,8世紀のナポリの衣装を着たおばさんも登場(手前2人)…
土地柄が出るのがプレゼーピの面白さ(^^)
12月に入ると、手作りのお人形工房を訪れる人達でギュウギュウ詰めがTVで放送される、有名路地
赤い唐辛子のようなものは、ナポリっ子の厄除け、車にもぶら下がっています。
お人形は有名人がモデル、サッカー選手、イタリア政治家、英国王室、法王も…
これらをプレゼーピに飾リます。
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見晴らしの良い丘に登っての、ナポリ湾と薄っすらと雪をかぶったヴェスヴィオ山…曇ってきています(;_;)
ポンペイの遺跡は、あの山が西暦79年に噴火して埋まった街
丘から降りると、高級ブティックが並ぶガレリア・ウンベルト1世、王宮、プレビシート広場、
ナポリを代表する有名観光地が並びます。
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上から見た、街を真っ二つに分けているspaccanapoliスパッカナポリ=私が歩いてきた路地(上右)
“ナポリを割る”という意味で、道路名は別のもの
紀元前のギリシャ統治時代の名残で、東西、南北に縦断する道路があリ、これは東西に走るもの
両側には、いっそう狭い路地(似ているけれど、別場所で撮影)が並び、ひしめき合うように立つ建物
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高級ホテルが並ぶ海岸沿い近くの、サンタルチア通り…姉妹都市・鹿児島にもありますね
脇道に入ると、坂道や階段の多い、未だに残る昔ながらの生活ぶりが見られる地区
…前日記、ゴミ捨て場と化したスクーターを撮影
太陽光も風も入らない、ギチギチに立ち並ぶ集合住宅、そこらじゅうで見られる、聖母や天使像=お地蔵様
路地上に洗濯物がはためき、バルコニー越しに向かいの住民と会話をする人々
私がお客様をご案内するローマの下街も似たり寄ったり、しかし規模が違います(・・;)
地図持参の、子供連れの散策者も見かけられましたが、私は狭い路地の入り口で撮影したのみ…
坂や階段が多く、既に疲労困憊もありましたが、彼らはフツウの生活をしている
外国人観光客にのぞき見されるのは、私ならば御免です。
丘の麓スパニョーリ地区は、近づきたくないイタリア人もいるほど
麻薬の密売、スリひったくりがあっても、“仕方ない”と思われがちです。
有名地にもかかわらず、日本人ツアーは訪問しないナポリ市内
20年以上前、日本の男性が到着直後に駅前で強盗にあい、死亡するというニュースが忘れられません。
昔から治安の問題が有名でしたが、最近でもググるとやはり変わり映えがない…
正直、私が歩いてみての印象…シーズンオフのせいか、日本人とは全然出会いませんでした。
ローマのように、見るべきモニュメントは無いことは事実
TVで見るように、ノーヘルで2人乗りの原付き(違反)が狭い路地をビュンビュン走る
彼らが要注意人物(ひったくりの可能性あり)、一方通行もお構いなし。
私が道を尋ねると、イタリア語を話す私に少々びっくりした顔で、丁寧に教えてくれる地元っ子
非常に親切です(^^)
東洋人には慣れていないようで、井戸端会議中のおじさんの
「日本人、中国人」という言葉が耳に入りました。
思われているほど人懐っこくはない!
https://www.compathy.net/magazine/2015/01/28/napoli-is-safe/
7年ナポリに住んだイタリア人ライターさんが、治安について日本語で書いています。
私が歩いたスパッカナポリ、噂のスパニョーリ地区
私の見方とほぼ同じ…必要以上に身構える必要はない、ただし自己防衛が必要
不幸にも強盗にあったなら、あっさり現金やスマホを諦めろ、とも(ー_ー;)
知識のない外国人の、物見遊山の散策は避けたほうがよろしいのでは…が私の考えです。
ここで久しぶりに姑(笑)
最近、純血種のお見合い相手募集をよく見かけます。
可愛い子猫を見てみたい、育ててみたい…
気持ちはわかります。
でも…
その種についての知識はありますか?
…どのようにしてつくられたのか…純血種は、自然にできたものではありません
血統書があるのなら、見方を知っていますか?
…血統を明らかにするということは、先天性疾患を極力避けるための、近親交配を避ける目的も持ちます
私は見たことすらありませんが^^;
イタリアの治安問題も、知っている人間が訪問する際は、危険を避ける努力をしています。
私もお客様同伴のときには、散々警告を出し、怪しい地域には近寄りません!
無知による無謀な行為によって、犯罪に巻き込まれる…被害を受けても自己責任によるものです。
しかし、生き物の人間による故意の繁殖、被害者は生を受けた子です。
生まれる子がすべて、期待通りの子ではない場合もあり得ることも、お忘れなく!
うっざい姑の戯言でした^^;
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