猫とものポコアポコさんと待ち合わせして2人で参加してきました!

元環境副大臣、生方幸夫氏
動物環境、福祉協会Eva理事、杉本彩さん
元獣医師会会長、山根義久氏
環境省動物愛護管理室長、長田啓氏
上からお三方は動物愛護側、環境省の長田氏は役所側の立場として出席というイメージでした。
前回の動物愛護法改正から5年、骨子案として提出し「議員立法」という形での成立を
目指すにあたっての進捗状況や、むずかしい点を衆議院の生方氏が解説。
全党一致の賛成が得られないと立法できないという事で、やはり問題は自民党!!
ペット業界からの圧力がかかっており、私たち有権者にも選挙という形で後押ししてほしいと話されていました。
改定内容
①5年以下500万円以下の罰金への引き上げ。
②ブリーダーの登録要件の厳格化と登録の抹消
③殺処分のガスによる方法の改善
④8週令からの販売徹底化
①については、現行二年以下、200万円の罰金からその倍に引き上げというのは
難しいらしい。通例←(日本の立法の歴史を見ても分かる通り前例に習う流れが根強いため]により
段階引き上げ300万.3年にたるのでは?とい見方が強いらしい。
杉本彩さんは、命の重さより器物損壊と同じですらないことに違和感を感じますとばっさり発言してました。
④にいつては、議論が白熱し、愛護側と省庁側の温度差がうきぼりに。
山根氏は、8週というのは人間でいう3歳にあたり、その期間を親兄弟と過ごす事で社会性を見つけるため、
そこまでの期間は非常に重要であり、論文でも立証されていると指摘。
生方氏は立法の為にエビデンスが求められ7週と8週での違いを示さなければならず。
省庁側の示したアンケートの統計結果上、7週と8週での問題行動の発現について、多少の違いはあったが、
突出した違いが見られなかったと報告。
杉本彩さんは、そのアンケートの信頼性に疑問を呈し、かつそのデータを持って8週令が否定されかねないと稀有されていました。
※アンケートはペット販売業者に依頼し、何週令で販売し、その飼い主から問題行動があったかどうかの調査をしたもの。1万配布5年追跡。の50%回答があったものの統計。
長田氏は、アンケートはペットショップ側の不正はあり得ないとしたものの、販売した週令を
改ざんしたとしてもそれは確かにわからない部分ですと認めていました。
そして、話題はアニマルウェルフェアへ。
動物愛護から畜産動物の置かれている悲惨な現状について。
いまや日本は動物愛護についても、畜産動物についてもインドや中国に追い抜かれていること。中国はいまや野菜も肉も世界への輸出をする為にどんどん世界基準へシフトしているという。
日本は世界基準に目をつぶり、旧態然の飼育方法(繋ぎ飼育、ケージ飼育)をかえていない。
※日本の牛肉が世界に売れないのは世界基準(放牧など)をしていないからが理由だそうです。
残念ながら、動物愛護の改正だけでこんなにも進まない、後進国日本において、実験動物、畜産の動物福祉についてはさらなる省庁の垣根という障害がある。
実験動物については、文科省、厚労省(化学分野、製薬部門)畜産動物は農林水産省と管轄がわかれており、
尚且つ製薬業界や、農協などとの絡みもある。
ハードルは高い。
それでも、時代に沿った動物愛護を進めていかなければとしめくくりをした。
質疑応答では、ボランティア団体の方が多く来ており、かなり省庁の長田氏が狙い撃ちされていました。
あなたに動物愛護の気持ちがあるのか?と詰め寄られていましたがそれでも役所側の立場を貫いておりました。
役所の人間も、現場をみてください!と多頭崩壊、殺処分そな現場を見て、声を聞いてほしいという
訴えをしていた方がいました。
私もそれはその通りだと感じました。
現場を確認することで問題点も見えるし、本当にひどい状況を見ることでやらなければとい想いが湧き上がると
思うんです。
官民連携をとらなければ実現できない事もたくさんあり、役所側の人たちが熱量をもって
動いてくれないもどかしからの言葉だったとかんじました。
私達でも、市民レベルでできることがあるはず。
ペットショップでの不買運動や、選挙に行き選ぶ、ウェルフェアで生産された食肉を選んでいく。
安いもの、便利なものを求めすぎる風潮から脱却して行く時期なのではないかと。
そんなことを深く考えさせられたフォーラムでした。
できればもっとたくさんの人に来てほしいなあ、とも思いました。
この愛しき家族のために!

ポコアポコさん、遠い所から参加してくれてありがとう!
たくさんお話できて楽しかったです!!
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