モモは正式譲渡となっています。
卒業報告はのちほどゆっくりさせていただきますね。
ヒゲ子は残念ながら出戻りとなりましたが、
ロスタイムではなく、スキルアップに繋がったトライアルでした。
ヒゲ子が素晴らしい女性だということを再認識できましたから。
私、ヒゲ子が幸せになるためだったら、どんなことでもする覚悟です。
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恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
ヒゲ子を見ていると、この都々逸を思い出します。
遊びたいけど誘えない。
甘えたいけど甘えられない。
少し離れたところでひたすら待っている。
ヒゲ子の愛は深くて濃いのです。
モモを保護したあたりからお腹の毛が薄くなった時期がありました。
診察では異常なし。おそらくストレスによる過剰グルーミングだろうと。
それから、ヒゲタイムを設けて、スキンシップを多目に取るようにしたら、
少しずつお腹の毛が戻ってきました。
さらに里親さんちからはフサフサになって帰ってきました。
どうやら人間が大好きなようだからひとりっ子か2頭飼いでお留守番が少ないお家が良いかも。
ビビリだから、落ち着いたシニア世代向きかなあと思っていたら、
ぴったりの方が手を挙げてくださいました。
ただひとつ問題は先住猫さんが16歳であること。
それにより里親さんが迷われていること。
基本、迷っている方への譲渡はいたしません。
確固たる意思がなければ、先住も新入りも幸せにできないと思うからです。
それでも、戻ってきてもいいから、ヒゲ子にチャンスをあげたいと思ったのは、
里親さんの猫に対する向き合い方がとても素敵だったから。
最大猫7匹の多頭飼いだったそうですが、ほとんどの子を20歳以上で看取るという、
猫マイスターでもあり、任せて安心だったからです。
里親さんもまた「鷹子」を選んでくださり、
どうにかご縁につなげたいという想いがありました。
しかし、先住さんがどうにも慣れず、トライアル断念。
相思相愛でも越えられない壁はあるのだと勉強になりました。
ヒゲ子自身に非はなく、里親さんからもパーフェクトガールの称号をいただきました。
愛嬌があって、器量も性格も体格も良い!完璧! と。
与えられた場所で花を咲かそうとするヒゲ子が誇らしかったです。
↓里親さんちでのヒゲ子


ヒゲ子は意外にも、里親さんやお家に初日から慣れていたので、
彼女の気持ちを思うと泣けてきますが、
今回のトライアルはステップだと思いたいです。
助走は長くとったほうが遠くへ飛べると信じて。
ヒゲ子再募集いたします。
https://www.neko-jirushi.com/foster/117556/

チャーミングで控え目な大和撫子に会いに来てください。
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