再来週に控えた埼玉の一斉TNR。
吉田さんちの子らとその近所の餌やりさんところで15頭位を予定していたので、
一般の申し込みはそんなになくてもいいかな、顔見世興行だし、と高を括っており、
私は特にアクションを起こさずにいたんです。
それが猫神様の勘にさわったんでしょうか、
吉田さんプロジェクトはGWのせいで進まず、どうやら一斉TNRには間に合わないらしい…。
さらに、町の広報に募集が載ったにもかかわらず、問い合わせはあれど申込には至らず。
現時点で、申込ゼロ。
ダブルパンチでかなり落ち込みました。
この温度差。これが現実?
でもしかし。
野良猫に無関心な町だからTNRが必要なんだし、地域猫活動が必要!
足で稼ぐしかないのよ、鷹子!
よし、駅前ローラー作戦だ!
ってことで、チラシ片手に、不動産屋、飲食店、郵便局、公共施設、
商店街に片っ端から飛び込み、チラシの掲示をお願いして聞き込み調査。
猫のお世話をしている方を特定しないと前に進めません。
聞き込みするうちに、猫が集まっているお家が分かったので突撃ピンポン。
その家の奥様が対応してくれました。
聞けば、餌やりはしていないとのこと。
駅前だけど庭が大きく自然が残っているので猫が休んでいることが多いらしく、
帰宅途中の子どもから大人までいろんな人が立ち寄って餌をあげていくらしい。
庭をトイレにされて困っているけど、
行政に苦情を言ったら、猫が処分されてしまうと思い、ずっと我慢されているそう。
なんとも優しくて悲しいお話です。
ご近所さん情報によると、そのお宅の隣にある学習塾の生徒が餌をあげているとのこと。
塾のスタッフに話を聞きに行ったら、
子ども達が塾帰りに餌をあげてふれあっています、と少しバツが悪そうに言っていました。
ふれあいはいいけどさー、命の教育どうなってんの?
どうやら、町民総餌やりさん状態ということが発覚。
そのことを町の担当者に伝えるといろいろと合点がいったようです。
駅と役場は近いのですが、このあたりは本当に野良猫が多い。
なのに、猫の数の割に苦情がないのはなぜだろう、と疑問に思っていたそうです。
餌をあげることは悪いことではないけれども、
その裏には、捨て猫、毒餌、虐待死、交通事故がおきているのも事実。
それを子ども達に伝えるにはどうしたら??
これってもはや学校教育から見直さないとなんじゃ…?
TNRよりも先に、殺処分ゼロについてのチラシを配ったり、
命の授業として動物愛護推進員さんに講演をしてもらったりしたほうが良いのでは?と思いました。
パンドラの箱を開けてしまいました。
くっそー。待ってろ教育委員会!笑
でも今は、目の前の一斉TNRを成功させねばなりません!
第2回、第3回と重ねて行き、町民の意識の底上げをしたいのです。
そのためにも今回、最低でも15頭集めないと開催が危ぶまれます。
ネオフィリアな私と町の担当者は俄然闘志に火がつきました。
待っていてもどうやら申し込みは来ないみたいなので、
過去、役場の窓口に猫の相談に来られた方を洗い出して、餌やり情報を再度聞き込みし、
協力者を集めていく方針に変えました。
仕事のデキル愛護推進員さんと、その助っ人たちも仲間に迎えて、
いよいよバトルフィールドが街中に移ります。
まだまだ続く、ノラネコクエスト。
魔王は遥か遠く、私の敵は私です…。
台湾とか行ってる場合じゃないって〜!!泣

鷹子の新しい武器、大型トマホーク(右)。
イノシシでも捕まえんのかってくらい大型でびっくり。
よろしく頼みます、黒鷹弍号機!
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