虹の橋へ行けたのかな

2019年5月11日(土) 376 / 2

いきなりの日記で、落ち込んだ内容になってごめんなさい。
それでも、吐き出す場所が欲しくて。

3月30日、昼間まではいつもどおりに、洗濯カゴに入ってイタズラしてきたトラジ。
大きなキャットタワーを買ったのも、トラジのためで、2階の私の部屋へ運ぶ時、お手伝いしたかったのか上に乗ってきて、運んでいた皆で笑いながら悲鳴を上げたり。
それなのに、夕方の6時過ぎに階段の吹き抜けの手すりから落ちて…。
体を震わせて隠れてしまったのを引っ張り出して、ケージに入れて、様子見。
病院は診察が終わっていたから、明日の朝一番で連れて行こうって。
なのに、夜中に容態が変わって、病院に電話して、キャリーに入れて、そうこうしているうちに、
「ギャンッ」と一声鳴いて、旅立ってしまった。

1歳の誕生日。3月11日生まれの可愛い子。
初めての男の子で、可愛くて可愛くて。
目に入れても痛くないって言葉が、本当にそのままの、愛しい子。

もう戻って来ない。
もうスリスリもしてくれない。
大好きな玩具は、持たせてあげることが出来なくて、まだまだいっぱいある。
メイおねえちゃんが遊ばなくなった玩具を、トラジは大好きで咥えて持ち運んで、てってってっ、と歩いてた。
その姿も、もう見られない。
トラジがお気に入りで入ってたキャットタワーの部屋を、メイはたまに覗いてる。
ご飯のときも、少しだけ周りを見回して「にゃー」って鳴く。
うん、トラジも一緒に食べてたからね。
メイの、その姿がただただ悲しくて、でも愛しくて。

なんで事故直後にすぐ連れて行かなかったんだろう。
病院にすぐ電話したら繋がったかもしれないのに。
普通に見えたのに、もしかしたら大怪我しているかもしれないって、なんで思わなかったんだろう。
本当に馬鹿だ。
火葬した時に、頭の骨を拾おうとしたら、ボロっと崩れて。
作業員さんに「1歳の子でこれは…」と言われて、理由を聞いた。
骨が脆すぎるって。
確かに、16歳で見送ったマリーはしっかりしていた。
どういうことなんだろう。
そしたら、「どこか打ったりしましたか？」って聞かれて、ドキっとした。
泣いた。すごく泣いた。説明するのも大変だった。
作業員さんも半分泣きながら、「じゃあ、これは、言いづらいですが、頭蓋骨が…」と。
痛かったでしょう。苦しかったでしょう。
なんで普通のフリをしたの。なんでもないフリをしたの。
ただ黙って座って、それだけで。

もう何もかもが遅すぎるけれど、後悔ばかりが浮かんで。
トラジの愛らしい仕草が浮かんで。
ああ、可愛かったなあ、って…。
メイと慣れはじめて一緒に寝始めた夏。
メイの尻尾にじゃれて叱られてた秋。
メイと一緒に寒いからってストーブの前で寝てた冬。
雪がまだまだあって、庭で少しだけ立たせたら犬みたいにはしゃいでいた春先。
日差しが温かくなって、色んなところでコロコロ転がってた春。
イタズラも多かったけど何より、猫嫌いな人まで猫大好きにさせてしまったすごい性格。
父なんか、思い出してはずっと泣いてる。一番反対してたのに。
1年も家に居なかったトラジ。
本当にごめんね。気付けなくてごめんね。

次は、ドジも控えるようにして、出来ればまた、家の子としてうまれて来てください。
虹の橋、渡れたかな？マリーと会えたかな？
みんなまだ泣いてるけど、ちゃんと向こうに行くんだよ。
ありがとう。
忘れない。忘れられない。
ごめんね。ありがとう。
大好きだよ。

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