小学生にとって最大難関宿題といえば、「読書感想文」
私からのアドバイスは、2つ。
気になったタイトルの本を、3冊以上読むこと。
その中で、一番心に響いた本の感想文を書く事。
今の時代便利なことに、某通信教材のライブラリー機能で、簡単に電子図書を借りることが出来ます。
そんな訳で、昨日からどんな本で感想文を書くか、あれこれ読んでいた三男坊。
今日、ようやく心に響く本に出会えたようです。
選んだ本の題名は、
「さくら猫と生きる」
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この本は、読んだ瞬間からスッと気持ちが入ってきたみたい。
ネコジルシの方々の日記から、さくら猫という言葉を知っていた三男坊。
けど、漠然としか分かっていなかった。
だから、選んだみたいです。
この本は、さくら猫=TNR活動が、どういった状況の中で生まれ、先人の方々のどういった努力の元で浸透していったのか。また、その活動が必要な背景。
そして、子猫保護だけでなく、人々の気持ちが変わらないと現状は変えられない。という現実。
その為に、野良猫=悪=殺処分という考え方や、飼い猫は避妊去勢せずに外飼いが当たり前。という、その地域にあった昔からの考え方の人々と話をし続けTNRを浸透させ、地域猫を認めてもらうまでに至った、努力と苦労。
等々を、子どもにも分かりやすい文体でまとめてある本です。
飼い猫=善で、野良猫=悪?
違う!どちらも同じ猫じゃないか!
という気持ちを支えにして、地域猫活動をやり遂げた、まさみさんのその気持ちに、三男坊も感動していました。
読みながら三男坊なりに思うところがあったのか、
「そもそも、人間が野良猫を作ったんでしょ?
それで野良猫が増えたからって、その人間が、猫を殺せばいい!って決めるの、おかしいよ。
僕も、殺すんじゃなくてTNRで野良猫を増やさなければいいと思う。それを出来るのも、人間だから」
と、真剣な顔をして考えていました。
その気持ちを、読書感想文にそのまま書けばいいんだよ。
と、最後のアドバイス。
いい本に出会えて、良かったです。
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