1年前の今日は
不安でいっぱい
ドキドキしながらキャリーバッグを持って
保健所に向かった…
「いっしょに帰ろ!」
今日から私達は家族だよ
ずっとずっといっしょだよ

歩けなくたって
生きていればどうにかなる
先の事なんてどうなるかわからない
交通事故に遭い
骨盤骨折 大腿骨骨折
左外傷性網膜剥離
その他諸々…
病院の先生からも
歩けるのは難しいだろう…って言われた
首輪をつけていたこの子は
家族からの迎えもなく
冷たい静かな収容所でずっと大好きな
人を待ってたに違いない…
歩けない事よりも
この子の大きな心の傷の方が心配だった
私はこの子を幸せに出来るかな?
この子が幸せと感じてくれますように…
幸せを感じてくれますように…
ただそれだけを思って
毎日 毎日 もなかちゃんの事を見てきた
でも
そんな私の心配をよそに
もなかちゃんは
1日1日… 少しずつまるで自分でリハビリ
でもしていたかのように

歩く事さえもままならない…
そんなもなかちゃんは
「人間なんかのお世話にわならないよ~」
って思ってたのかな?
強い強いもなかちゃん…
1年経った今は
階段だってかけって登れる
高い場所から外だって眺められるよ
キャットタワーを上手に使って
窓辺のカウンターで毛繕い

「へぇー ここ頑張って登ったんだぁ…」
当たり前に出来る事も
もなかちゃんにとっては特別な事…(´- `*)
ジャンプは出来ないけど走れるよ
思いっきり追いかけごっこも
出来るようになった
真夜中の運動会にもしっかり参加してる
気の強いツンデレなもなかちゃんは
ベタベタ触られるのが好きじゃない
気に入らないと
本気で手をガブリッチョしてくる
たまに流血…
そんなヒリヒリする手を見ながら思う
もなかちゃんを
襲った大きな傷に比べれば
可愛い可愛い小さな傷だよ…
一人で一生懸命生きてる
この子達を見てるといつも思う
私もいろんな心配 悩みもあるけど
この子達が受けた 傷に比べれば
小さな悩みや心配なんだな…
今度の日曜日
もなかちゃんが居た保健所で
はじめてのイベントがあるよ
保健所の職員さんや ボランティアさん達の
優しい気持ち 伝えたい気持ちが
ぎゅーっと詰まったイベントです(о´∀`о)ノ
未だに多い
家族 または遺族からの持ち込み…
迷子犬 迷子猫
首輪がついているのに探そうとしない飼い主
箱に入れて遺棄された子
この子達には飼い主さんしかいないはず
棄てられた後もずっとずっと
大好きな飼い主さんを待ってるよ
大好きだった人を恨む事なく
大好きだった人から棄てられた
この子達の傷はどれ程大きいんだろう…
もなかちゃん
もなかちゃんと同じ思いをする子が
この先少しでも いなくなりますように…
悲しい思いをする子が少しでも
いなくなりますように…
もなかちゃんが教えてくれたこと
この先 しっぽちゃんたちにとって
幸せと感じてくれる世の中になりますように
いつか
そんな日が来ることを信じて
私に出来ることを少しずつ…少しずつ
10月4日 もなかちゃんとの家族記念日
生きててくれてありがとう

家族になってくれて
「ありがとう」 (´- `*)
「可愛い姫ちゃん見つけたヨ」
そんな メッセージと届けられた
可愛い白黒ハチワレさん
本当だぁ… 姫ちゃんみたい(´- `*)
使うのも 大切にしまっておくのも
勿体なくて 風ちゃんの隣に飾ってみた
部屋に入ると それを見て家族が言う
「あっ… 姫ちゃんだ!!」
10月2日は 姫ちゃんが余命宣告された日
この日が近づくと
いろんな事を思い出して涙が出てしまう
でも お友達が届けてくれた
コスモスの中にいるこの子を見て
気持ちが楽になったよ(*´-`)
「姫ちゃん」
「姫ちゃん」
白黒のハチワレさんをみると 家族が
「姫ちゃん…」って言ってくれることが
すごく嬉しい
姫ちゃんがいなくなった今でも
みんなの中に姫ちゃんがいるんだよ
ここにはずっと姫ちゃんがいるよ

優しい気持ちをありがとう( ´-`)
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