「新たな大学入試に導入される英語の民間試験を文部科学省は、実施を延期する方針で固めたこと」
を、知りました。
いったん延期して、2024年度からの導入を目指す。との事。
私はこれを聞いて、心底ホッとしました。
うちの長男は軽度とはいえ発達障害があり、発達に凸凹があります。
その為能力的に、得意な教科と苦手な教科とで取れる点数に相当な差があります。
とりわけ苦手なのは、英語。
大小も含めて、字のバランスを上手く書くのが苦手な長男にとって、英語は難問。
さらにリスニングの様に、頭の中で同時に日本語に変換して答える問題も、他の子よりも習得に時間がかかる、大きな壁です。
努力が足りない。と言われてしまったらそれまでですが、努力だけでなく、能力的にも英語が高い壁となっています。
反面、数学分野と理科分野に関しては勉強が苦にならないようで、かなりの高得点をいただいています。
将来は理系の大学に進みたい。出来ればバイオの勉強がしたい!
というのが、今の長男の夢。
が、今まで予定されていた制度では、民間の英語検定の規定以上の級を所持していることが受験資格の条件でした。
そうなると長男タイプの子は、ひたすら英検対策だけに集中する他なりません。
入試前の大切な時期に、得点を稼げる教科を犠牲にしてでも、英検のみに力を注がなければ、受験資格すら得られない。
いや。例え努力をしたとしても民間英語試験に落ちてしまったら、大学によっては受験すら出来ない。
もちろん、どの分野でもこの先英語が必須にはなってくるのかもしれませんし、長男のこれからの課題でもあります。
が、高校時代の英語の壁のために、夢のスタートラインにすら立てなくなってしまったら、あまりに切ない。
それが、某大臣が言うところの、
長男の「身の丈」
なのかもしれません。
が、長男のように凸凹がある子だって、夢をみたい!
凸凹のある子だからこそ、得意教科で人生に勝負をかけさせてやって欲しい。
確かに英語は大切。
リスニングも大切。それは分かってる。
けど、それが出来なければ大学受験すら出来ない。となってしまうと、うちの子のようなタイプの子は、切り捨てられてしまう。
自分の得意分野で、人生に勝負を掛けられなくなってしまう。
私が、長男を特進に進学させるのを不安に思っていたのも、一番はこの壁でした。
とりあえず、息子の受験時には適応されない事が分かって、心底ホッとしています。
けど2024年にこの制度が決定した場合に、長男タイプの子が大学受験を諦めなくてはならない事態にだけには、ならないで欲しい。
心からそう思います。
にいちゃん、頑張るにゃ💪
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