はじまりは庭に捨てられた1匹のミケ猫でした。
おばあちゃんはチーコと名付けて外猫としてかわいがっていました。

しばらくするとチーコが出産。
車に轢かれてはと、おばあちゃんは仔猫を家の中に入れます。
仔猫たちは独り暮らしの寂しさを埋めてくれて余りある愛らしさでした。
しばらくすると再びチーコが仔猫を産みました。
また家の中に入れます。
それを繰り返しいるうちに家の中でも繁殖が始まりました。
進む近親交配。疾患のある子も生まれます。



狭い室内で増えすぎてストレスフルな猫たち。
母猫は産まれたそばから仔猫を食べるようになりました。
そこに貸家取り壊しのための退去命令。
20匹の猫を連れて引っ越せるところはありません。
猫は置いていくしかない。
それを聞いた近所の方がボランティアさんに相談し、
めぐりめぐって私の元へ。
外猫のTNR依頼かと思いきや、ふたを開けたら多頭崩壊案件でした。
しかも退去期限は年内いっぱい。
高齢のおばあちゃんが、私たちに怒られると思って、
小さな背中をさらに小さく丸めてうつむくんです。
怒らないよ。
最初は優しい気持ちから始まったことだもの。
ただ、知らなかっただけ。
猫がこんなに急激に殖えるなんて。
どこに相談したらいいか分からなかっただけ。
でも、世間は厳しいです。
町から県に相談をしてもらったら、
こんなに殺処分ゼロだ、愛護だ地域猫だ、大声で叫んでる埼玉県が、
「提案できるのは、殺処分前提の有料の引き取りだけ」と言うんです。
殺せってこと?
そんなことさせない。
でも正直、手を出すか迷いました。
私たちは団体じゃない。
多頭崩壊救済の経験もない。
保護場所もないし、お金もない。何より時間がない。
それでも、町の担当者が言うんです。
今回だけ助けてください、と。
次は多頭崩壊に立ち向かえる仕組みを町に作りますから。と。
……
あーもー約束だからねー!
鷹子、動きます。

宮代町多頭崩壊ページ
https://nekospe.localinfo.jp/pages/3406877/page_201911261811
命を繋ぐため、助けてください。
里親さん、預かりボランティアさん、募集中です。
医療費支援、救援物質助かります。
ひとつでも多くの命を守りたいです。
今度こそしあわせにしてあげたい。
夢占いって当たるんですね。
熊は私の迷いそのものです。
でももう迷いません。
前に進むと決めたから。
転ぶ時も前のめり!
ファイト!
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