2019年12月20日午前1時過ぎ、虹の橋へと渡っていったライカ。
享年16歳3ヶ月。
この2ヶ月、よく頑張りましたよ、本当に。
悲しい報告になってしまい、ごめんなさいね。
ネコ写や日記に沢山のコメントやぺったんを頂き、お悔やみの言葉を賜りありがとう御座いました。
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15日に夕方食べさせた食事が最後で、その後4日間は水を自分で飲んだり、こちらで飲ませたり…の日々でした。
最後の様子を覚書とご報告を兼ねて綴りたいと思います。
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週一で水分補給とビタミン注射をうちに病院へ通っていたライカ。
最近12月なのに気温が高く、まるでこれから春になる様な気候続きでしたが、それでも調子はどんどん悪くなる一方。
食事も、自ら欲しいとは言わなくなり、あれほど好きだった外へも行きたがらなくなって…
おトイレも、自力で行っても縁をまたいでいる間に全部出しちゃって、周りに敷いてあるペットシーツを濡らす。
失敗して、自分の足にもかかってしまったり。
そして、廊下から居間へ戻るのも辛いらしく廊下で休んでいるので、私たちが時間を見計らってトイレに連れて行くようになりました。
無理に食べさせていたパウチご飯も、15日の夕食を最後に飲み込めなくなり…。
病院で注射を打っても打たなくても、状況は変わらないようなので…通院を辞めにしました。
19日は、本当はいつもなら注射を打ちに行く日だったのですが、車で揺られるのも病院の待合室でずっとバックに閉じ込められているのも、今のライカには苦痛でしかないみたいだから…
お水は時々、飲みに来ていました。
私が仕事の休みの18日は12月にしては凄く暖かく晴れていたので、正午頃抱っこして外に連れて行ってみました。
直接太陽光を浴びて、か細い声でないていました。
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ライカなりに、何かを感じたようです。
おトイレでも、自力で立っていられず支えています。
食べていないけど、下痢の柔らかいウンチを少し排泄。
もう、本当に時間は少ないかも、と感じていました。
ゴツゴツに痩せた体を撫でて、抱っこして…
ライカは元々凄く甘えん坊なので、やっぱり家族に甘えられた方が落ち着くみたい。
ゴロゴロ大音量で響くように喉を鳴らしていたライカでしたが、この頃はもう喉も鳴らす事が出来なくなっていました。
ただ、息遣いがゴロゴロ言っていた頃と同じだったので、本にゃんは喉を鳴らしているつもりだったんだと推測しています。
蝋燭の火が揺らいでいるかのような状態。
去年のチャムの時と同じ様な状態だったので、ライカの時間が残り僅か…本当に少ないであろう事は、判っていました。
そして、19日の朝…抱っこでトイレに行く前におしっこを出してしまう様になり、チャムの時と同じ様にケージにペットシーツを敷いて寝かせる事にしました。
おしっこで汚したら、シーツを取り替えて。
夜も、このまま居間で寝かせます。
チャムと違い、お日様やストーブに当たりっぱなしだと暑がって影に隠れてしまうタイプなので、ストーブから話した場所にケージを設置しました。
私が帰宅した時には、ケージの中で横たわっていて、覗き込むとニャーとは言えなくてもないて返事をした。
もう、頑張らなくてもいいよ。
そう思ってその晩は様子を見守りました。
母が寝る前22時過ぎに、お水をシリンジで飲ませたそうです。
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生前最後に口にした瞬間でした。
そうして翌日20日、夜中1時過ぎについにその時を迎え、天へ登ってゆきました。
例年なら雪で覆われている道東地方、今年の冬は全然なくて地面が出ています。
でも、その代わりに地面が深くまで凍り付いていて、掘る事が出来ません。
お外が大好きだったライカ、家の庭木の根元…土に還したいので、来春の雪解けまで、物置の一角に大きな樽にダンボールを入れてその上に重石をし、安置する事にしました。
チャムやマミヤの様に、自然に還したいので。
15年以上警備隊長として家を見守ってきたライカとしてはこれが本望だろう、と。
今、外へ出て家の周りを歩いても、ライカの気配がしない事に違和感を覚えます。
あれ程真剣に立派に警備隊長の任についた猫は、我が家でも初めてでした。
家の中には空がいるので、寂しくはないですけどお外では……
この虚無感は、簡単にはなくならないでしょうね。
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明日はライカの初七日です。
道東地方は相変わらず、朝晩の気温は低いけれど雪は殆どありません。
風のない穏やかな日が続いているので、ライカが居たらきっと気持ち良さそうにお昼寝して居ただろうな〜〜…と、思っています。
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ライカ、チャムやマミヤと再会出来たかぃ?
思い出話や、2匹が旅立った後の我が家の事を報告しているのかな。
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お空の上で、3匹仲良くのんびり過ごしてね。
お外を自由に闊歩し16年3ヶ月生を全うし、チャムりん家に来てから15年8ヶ月長きにわたり、我が家を守ってくれてありがとう。
大好きなライカへ、チャムりんより。
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