Buon Anno…
日本語とは違い、『良いお年を』にも『謹賀新年』にも使えます。
これに『Auguriおめでとう』を加え、年末年始には朝から晩まで聞かれます。
クリスマスはイエスの誕生を祝うもの、誕生日だけではなく
東方三博士がプレゼントを持って駆けつけたとされる、1月6日まで続きます。
12月31日、まだクリスマスツリーが飾られ観光客で賑わう、
ルネサンス芸術の宝庫・フィレンツェに、日帰りで同行
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歴史的に権力に抵抗してきた土地、31日も観光客に混ざり、ドゥオモ前でデモが見られました。
ローマに戻る駅に向かう途中見られた黄昏時の、2019年最後の夕焼け
定番のウフィツィ美術館だけでなく、リクエストはサン・マルコ美術館とピッティ宮殿訪問も
ゲロゲロ?!
知識のある方だから、勉強が必要(・・;
若き頃、美術とは無縁であった私、
でも歴史(多分)の教科書で見た記憶のある、フラ・アンジェリコの『受胎告知』
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フィレンツェ繁栄の立役者・メディチ家が造ったドメニコ会修道院、現サン・マルコ美術館に所蔵
…私は30年ぶりに見学^^;
聖職者画家として、この修道院の小さな部屋に居住して祈りの傍ら、
聖画作成に励んだフラ・アンジェリコは、日本でも大人気。
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メディチ家住居ピッティ宮殿美術館で、
お客様が目にした瞬間、私に似ていると撮影したメディチ家関係の女性の肖像画
…私は見ていないし、どなたのものであるかは不明^^;
右隅、自作のイタリアの新年の縁起物、レンズ豆=金福…スープが無くなりました
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飲み食い得意(?)な私が選んだ、食材に拘ったトスカーナ料理のレストランでのランチ
キャンティワインを1本、左のアンティパストをたいそうお気に召し、部分的に追加オーダー
お腹ポンポン…有名な臓物ファーストフードを買い忘れるほど(笑)
サン・マルコ美術館出口近くにあった、ギルランダイオの『最後の晩餐』
『最後の晩餐』といえば、ミラノのレオナルドのものが有名ですが、
これはレオナルドよりも数年前、1490年の制作
ヴェロッキオに師事し、そこからはレオナルド、ペルジーノ(ラッファエッロの師)を排出
彼の工房からは、ミケランジェロが生まれています。
ヴェロッキオは、ルネサンス期の天才メーカー…本人作品の知名度はイマイチ(笑)
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中央にイエス(薄ピンクの丸)、その使徒(聖人)たちと手前の“裏切り者”ユダ(白矢印)
登場人物、彼以外にはキンキラの“天使の輪”=聖人のシンボルが描かれています。
…ユダの背信行為により、イエスは磔刑に処せられる→聖書の中では悪者
そして彼の近くに描かれたネコ(白丸)、裏切り者の近くに描かれている=悪者
キリスト教社会では、暗闇に目が光る猫、特に黒猫は不吉なものとして、忌み嫌われ迫害されてきました。
ベルギーの“猫祭り”も、長年の迫害を悔いてのものです。
政治が絡んだ教会は、決して“聖人君子”ではありません( ̄ー ̄)ニヤリ
すべての猫さんにとって、平和な年でありますように…
Buon Anno!
あ、皆様にもです(笑)
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