
今週は毎日ニュースからワイドショーまで新型コロナウィルスの話で持ちきりになるでしょうね。
私も過去に製薬メーカー勤務歴がありまして20数年前には当時開発されたばかりのHIV治療薬をプロモーションした機会もありました。
HIV製剤が新型コロナウィルス感染者の治療に効果があるのでは?などがネットニュースや医療業界ニュースなどに散見されるようになりました。

海外、主に欧米ですが猫AIDSウィルスにも人HIV治療薬のいくつかが試験されて、ウィルスが減少したという報告もあるようです。
ただし、治療薬になっていませんので臨床的な意義はなかったのでしょう。
これらのお薬はウィルスを殺して完治するお薬ではなく、増殖を押さえる薬です。
しかも多剤併用療法で耐性ウィルスの発現を起こさないことが最も重要視されている節があります。

最近獣医師さんも注目しているFIPの治療薬であるMUTIAN。
このお薬はアメリカのギリアード社の治験薬ですが、何故か中国でMUTIANとして製造されてます。
FIPの原因もコロナウィルスの一種でしたね?
さて、ニュースで見たのはギリアードサイエンシス社が開発したエボラ出血熱治療の試験薬であるremdesivirを新型コロナウィルスの治療薬としての使用を活発的に協議してるというもの。
いち早く治療薬が見つかることを切に願います。
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