今回は完全に里親さんの都合なので、イチローに問題はありません。
安易な譲渡をしてしまった私の責任です。
うちに戻ってきたイチローは体調を崩しました。
今は復活しましたが、元気がないイチローを見るのは忍びなかったです。
いくら出戻りとはいえ環境がころころ変わるのはストレスだったと思います。
不甲斐ない保護主で申し訳ない。
次こそ終の棲家を、とびきりのご縁を探します。
イチロー、ゆびきりげんまん。

そんなこんなで5月はすっかり自信をなくして鬱々としてました。
もう誰も信じられない。自分すら。
この先、譲渡活動を続けられるんだろうかと途方に暮れました。
そんなナーバス祭りの真っ只中でのココロのお見合いだったので、
ココの希望者さんには不躾な質問をたくさんしてしまいました。
単身世帯でいらしたので、思いつく限りのネガティブをぶつけたと思います。
ほんとめんどくさい譲渡者です。
それでもマウムさんは嫌な顔ひとつせず、真摯に向き合ってくださいました。
猫と暮らすためにマンションを購入されたマウムさん。
「鷹子さん夫婦の愛を引き継いで、ココロちゃんに注ぎます」とおっしゃってくれて、
いつもだったら飛び跳ねて喜ぶありがたいお言葉も、
素直に受け止められないブラック鷹子がおりました。(病んでます…マウムさんごめんなさい)
だからこそ、
脱走防止対策や、ココロの角膜癒着の手術について考慮してくださり、
ご自身のアレルギー検査をしてくださったり、
後見人をおふたりも立てて、同席してくださったことも、
大きな安心に繋がりました。
安心は自信になりました。
人を信じるって、自分を信じることなんだなあと改めて。

ココロ、トライアルがんばってます!
***
ちなみに私は、単身・高齢者世帯NGではありません。
ですが、覚悟と備えはファミリー以上に持っていてほしいと思っています。
事故、病気、災害などで、飼い主が犬猫のお世話を出来なくなった時に、
助けてくれる人がいること、
せめて、保護主に連絡がつながる体制をつくっておいていただけること。
保護っ子への愛は永遠です。
やはり最後の砦は保護主だと思っています。
だからこそ、誰にでも譲渡できるわけではなく、信頼できる里親さんを選ばせていただいています。
愛猫がその瞳に光を映さなくなるその日まで、
末長いお付き合いをお願いしています。
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