彼女たちは警察署に届けられた捨て猫で、センターに収容されたところを、
ミルクボランティアとしてお世話してきました。
体重820gと900g。トイレ完璧。ドライフードOK。
人なればっちりの手のかからない良い子たちです。
先日、ワクチン接種とウイルス検査も済ませました。(陰性です)
ミルクボランティアなので、本来ならばここでセンターにお返しするのが慣例ですが、
うっかり悪い癖が出てしまいました。
多美子と冨久を自分の手で譲渡したい。しあわせ猫になるまで見届けたい、という理由で、
動物指導センターの登録団体になってしまいました、ああぁぁぁ。
今後、センターに収容された犬猫の引き出しが可能になります。
そんなわけで多美子と冨久、晴れてうちの保護猫です。

保護しなくても保護猫って増えるんだなあとビックリですよ。
思えば遠くへきたもんだ。
***
ちなみに昼間、私は仕事をしているのですが、
多美子と冨久のため、お昼休みに自宅に戻っています。
車で10分程の距離ですが、せわしないですし、実にめんどくさい。
でも、お昼ご飯をあげないといけないですし、
何よりも心配なので、4~5時間以上は家を空けないようにしています。
私が帰ると、子猫たちが雛鳥みたいに巣箱からひょこっと顔を出して鳴き出すのが可愛くて可愛くて。
疲れもぶっとびます。
\おかえりー!/

って、多美子の目が試合後のボクサーみたいになっとる!
朝はなんともなかったのにっ。
そんな日は早めに帰宅して受診します。
子猫は悪化するのも早いですが、治るのも早いです。
何事も早め早めが肝心です。
2カ月位になると母猫からもらった免疫が切れるので、
風邪をひいたり下痢したり調子を崩すことが多いです。
子猫って、下痢が続いたり鼻づまりでごはんが食べられないと低血糖になり、
ほんと1日で死んでしまうんですよ。大げさじゃなく。
低体温、低血糖、誤飲。
子猫育児の3大デンジャラス。
朝仕事に行って夜帰宅したら死んでた、とか嫌じゃないですか。
なので、お留守番の長いおうちに2〜3カ月齢の子はお渡しできないのです。こわくて。
子猫は可愛いです。
でもその可愛さは危うさの上に成り立っています。
手がかかります。お金もかかります。
先天性の病気を発症するのもこの時期です。
お金と時間と気持ちに余裕がないと、正直大変です。
里親募集というステージで子猫が輝いて見えるのは、
ステージの下で踏ん張っている人たちがいるからです。
子猫シーズンではありますが、
ご自身のライフスタイルに合った子を迎えて欲しいなあと思います。
お互いの幸せのために。
応募される方も、募集される方も、みなさん素敵なご縁を結べることを祈っています。
そして、私と保護っ子に運命の出会いがありますように。

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