イチローもそのひとり。
人が好きで、猫づきあいもいいし、子猫の面倒もみてくれる。
朝、7時になると私を起こしに来てくれるんですが、
そっと肩に手を置いてくるんです。
私が目を開けるとはじめて「ァーン」と可愛い声で鳴きます。
やさしくておだやかで可愛い子。
最近は家事室の窓辺でひとりでいることが多くなりました。
外を眺めたり昼寝したり、平和主義のイチローは騒がしいのは嫌なのかもしれません。

わがままを言わないし、かまってちゃんでもないし、他猫とも諍いがない。
いい子すぎて不憫です。
手のかからない子はほったらかしにしてしまいがちなので、
意識して声をかけて構うようにしています。
「いっくん」と呼ぶと、
「ァーン」ととっても可愛い声お返事して、足元にまとわりついてきます。
こんなに最高の猫なのに、終の棲家に送ってやれないなんてと、
自分の不甲斐なさが情けなくなる瞬間でもあります。
そんないっくん、優等生風情ではありますが、マイペースでがんこな一面もあります。
我が家では、静かに自己主張することを「地味にいっくん」と呼んでいます。
たとえば、イチローは子猫には毛づくろいするんですが、
お姉さん猫には毛づくろいをしてもらいたい派です。
シマちゃんもまた末っ子気質で毛づくろいしてもらいたい派。なんなら子猫にも舐めさせます。
毛づくろいしてもらいたい同士の攻防がたびたび無言で繰り広げられています。
ふたりでおでこを突き合わせていて、異様な風景です。

地味にいっくん。
保護して1年。気づけは体重が5.6kgになっていました。

ほんとはもっと遊ばせたいんですが、宮代っ子と子猫が激しすぎて遠慮してしまいがち。
そしてなんといっても健康です!
ノラっ子って、最初の冬は風邪ひきがちですが、イチローはすこぶる元気。
子猫のころから医者知らずな健康体です。
イチローのいいところなら100個でも出せます。
どんなことをしてもいいお家に婿入りさせてやりたいんです。
選手生命にかけても!(なんの競技?)
助走は長いほうが遠くに飛べると信じて。
https://www.neko-jirushi.com/foster/141951/
イチロー、ファイト!

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