ただの猫好きだったし、継続的に保護活動をするつもりもなかったので、
医療費を里親さんに負担してもらう理由がありませんでした。
でも、動物実験用に売買する目的の里親詐欺があると聞き、
その相場が3,000円~7,000円とのことだったので、譲渡費用を設定するようになりました。
でもその相場は一昔前のお話なんだそうです。
今は野犬が減って犬の確保が難しくなったのと、動愛法が厳しくなったのもあり、
猫の取引相場が倍以上になったそうです。
ある地域の猫が猫捕り業者に一掃された話を聞きました。
飼い猫も、地域猫も、ノラ猫も、男性数人によって根こそぎ持っていかれたそうです。
首輪をしている猫も、です。
動物実験においても、扱いやすい飼い猫は重宝されるようです。

虐待目的でない里親詐欺は正直、見分けられるだろうかと心配になりました。
身分証も見せるし、知り合いの子どもを連れて、譲渡会場などに貰いに行くそうです。
「ずっと猫を飼いたかったんです、大事にします」と言って。
自宅へのお届けは必須だと思いました。
そして猫はやはりお家の中で飼うべきです。
マイクロチップが入っていても、猫捕りに連れ去られたらまず見つかりません。
愛猫を守れるのは飼い主だけ。
保護猫の将来を守れるのは保護主だけです。

***
来週日曜日はさいたま市大宮区で保護猫譲渡会を開催します。

猫を保護しちゃったけど、ネット募集は里親詐欺が心配、譲渡会はボラのオバサン怖い(笑)
という方、いっしょに参加しませんか?
私のおすすめは、ネットで募集をかけて譲渡会でお見合いする方法です。
複数の目で見守ることができますし、迷ったら、先輩の意見を参考にできます。
なにより、譲渡やTNRは孤独な戦いなので、悩みを吐き出せる相手がいるって心強いです。
ネコスペ事務局は保護ボラではなく後方支援部隊なので、
参加費がないですし「なわばり」とか「しがらみ」もないのがウリです。
ネコジルシのメッセージかメール(nekotnr2019@gmail.com)でお気軽にお問合せください。
猫のためにがんばるひとを応援しています。
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