譲渡会を一緒にやらせていただいている「茨城さくらねこの会」さんにも
月イチ位のペースで多頭崩壊や飼育放棄の相談が寄せられています。
先日衝撃を受けたのが、車での多頭崩壊。
車の中で猫を飼っていると通報を受けたセンターが、
管轄行政職員、ボラさんと一緒に餌やりさんちに訪問したそうです。
そもそもは空き家に住み着いた猫に餌やりをはじめたことが事のはじまり。
次第に増えて、近隣から苦情がでるようになり、
近所のお店のお客さんに毒エサを撒かれたそうです。
猫たちを保護する場所もなく、苦肉の策で車の中でお世話していたと。
猛暑で何匹か亡くなったそうです。
子猫も車内で生まれていました。
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可哀想だからエサをあげていた。
外でエサをあげていたらエンドレスに増えます。
置きエサなんて論外です。
メスがいれば繁殖が始まります。食べ物があれば子猫が育ちます。
猫が集まればよからぬことをする輩が出てきます。
結果、行き場のない不幸な子が増えただけです。
餌やりをしていなければ、
最初の数匹のうちに不妊手術をしていれば、
毒殺されずにすんだのに、
猛暑の中で苦しみながら死なずに済んだのに、、、
可哀想だからと猫を想う気持ちは尊いです。
でもやり方を間違えると、もっと可哀想な子を生み出してしまいます。
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この子たちは今月中に不妊手術をし、
行政協力の元、里親さんにつなげていきます。
その後、市内放送が流れたそうです。
「野良猫に餌をあげないでください」と。
そうじゃないです。そうじゃない。
餌やりを禁止したら隠れてやるようになります。
増えないように、悪意にさらされないように不妊手術をすること。
周辺住民に理解を得ること。
繰り返し繰り返し啓発していくしかないんだと思います。
***
餌やりといえば、
昨年5月に宮代一斉TNRで関わった現場に、新しい猫が増えていました。
親猫11匹をTNRし、Withねこさんにも協力してもらい、
歯を食いしばりながら子猫18匹を引き上げた現場です。
TNRを終えた現場は、新しい猫が来たら役場に連絡すればいいだけなんです。
役場にはTNR部隊がいて、無料で手術ができ、捕獲だって搬送だってしてもらえるんですから。
なのに相変わらず置き餌を続けて、ほったらかしにするものだから、
猫が集まり繁殖してしまうんです。
1年半のうちに未手術の猫が10匹以上増えていました。
餌やりさんは、目の前で車に轢かれても、毒をまかれて死んでも、
「運命だからしょうがない」と言います。
そんな運命あってたまるか。
この現場は餌やりさんの協力が得られないため、
スーパーエースKさんがこつこつと捕獲して手術してくれています。
ほんとありがたい。
私はこの現場を近くで見守ることはできないので、
手術した子が地域で見守ってもらえるように、
餌やりと不妊手術はセットだということが地域に定着するように、
啓発チラシをまいていきます。
どうぶつ基金のTNRは「すぐやる、全部やる、続けてやる」がモットーです。
役場も、どうぶつ基金の行政チケットを使う以上、この方針に沿って続けてもらいたいです。
***
自身の仕事や家事育児のほかに、
相談、TNR、一斉手術、多頭崩壊、保護、子猫の世話、里親募集、、
いつ寝てるんだろう?と心配になってしまう茨城さくらねこの会の代表さん。
彼女が心穏やかに寝られる日を願って、啓発と譲渡のお手伝いします。
つくねこ譲渡会は今度の日曜日です。
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不要になったタオルや新聞紙のご支援いただけると助かります。
茨城さくらねこの会さんでは一斉手術の時や猫トイレに使っています。
チギチギしていただけると↓舞って喜びます。
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ご協力よろしくお願いします。
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