出しすぎ?スミマセン・・・。
今日はいちご君との出会いを。
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いちご君とは、5年前のゴールデンウィークで主人の実家に帰省してる時に出会いました・・・ミカンを保護した年の春でした。
当時、主人の祖父が趣味も兼ねて養鶏をしていて鳥小屋(といっても相当大きい・・鶏舎ですね)がいくつかありました。
その日は家を出て、外を歩くとその鶏舎の隅の方からミーミーと生まれたての仔猫の声がしてました。
気になりながらも、お母さんネコは散歩かごはんを食べに行ってるんだろうと思ってました。
でも何時間経っても、鳴き声は止みません。
これは育児放棄されたかと、声のする方へ物を退かし行ってみると、5匹の仔猫。
産まれたての仔猫が可哀想にお互いのへその緒に絡まり団子状に固まってました。
少し離れた所には、1匹の色の濃い、健康そうな子だけがその団子から離れお母さんを呼んでいます。
あわてて皆保護し、消毒したハサミでへその緒を切り、冷え切った身体を温めるのに洗面器にお湯を入れ、一匹ずつ汚れを取りながら暖め、スグに乾かし、コタツの適度に暖かな場所に箱を用意して、時間がある限り私たちの手の温かさも伝えました。
(その時は私達も真剣で、しかも早く処置してあげないといけないという必死な思いから、主人のお母さんがいるのを忘れて思わず喧嘩口調になっていたのを思い出します・・。(^^;)ハズカシイ・・。)
中にはうまく呼吸できない子もいて、主人が口を当てて鼻からつまり物を吸い取ったりもしましたが、残念なことに元気にはなってくれませんでした。
1匹だけ兄弟から離れてお母さんを呼んでいた子も結局はそれが原因で体温の急低下・・命取りになってしまったようです。
腸の内部に異常が出て、お腹が膨れ排泄が出来なくなってしまった子もいました。
病院で手を尽くしてもらいましたが・・残念でした。
皆、懸命に生きようと頑張って戦ってくれました。
でも・・残念なことに、いちご君だけしか残ることができませんでした。
私たちの対処の仕方が悪かったのかも・・ごめんね、みんな・・・ごめんなさい。
病院に行っても産まれたての子には何もしてあげられないそうです。
(私たちが行った病院ではそう言われました。他の病院はどうか分かりませんが・・)
お母さんの体温と、おっぱいが何よりもの生きる力なのですね。
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こうやって立ってミルク飲むのが好きでした。
なんだか辛そうですけどね・・。
最近知った事なのですが、弱った子の体温を取り戻す時は直にお湯につけないで、ビニール袋にその子の身体部分を入れて、その状態で桶などに張ったお湯につけて温めてあげると良いそうです。
もっと早く知ってれば・・何で思いつかなかったんだろう・・勉強不足で後悔します。
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