親子で保護した猫達全頭看取り終えたと。
いつもは電話をしてくるのに、
そんな気力も無かったんだろうな…
と思いました。
2歳位の母猫と4匹の子猫。
検査をしたら白血病が分かり、
治療もしましたね。
しかし、FIPまで発症してしまい、
我が子として全頭看取った貴女。
治療費もケアにかかる費用も全て実費で、
やれる全てと深い愛情で最後まで接した貴女。
私は、今の貴女にこそ、
「いつくしみ深き」を送ります。
賛美歌312番です。
私は信仰を持たない主義ですが、
「いつくしみ深い」
という言葉が、これ程似合う女性は居ないと思います。
見返りを求めず、人のため、猫のために一生懸命になった貴女。
理不尽に、相手や猫を責めない貴女。
相手と猫達ときちんと向かい合う貴女。
慈しみの心がなければ、
決して出来ません。
私が今腹立たしく思っているのは、
この親子は、元々未避妊未去勢の飼い猫から
始まった惨劇だということです。
人間のエゴや怠慢が招いた結果だということです。
発端となった家の住人は、
猫達のことを他人に丸投げし、
今この瞬間も、のうのうと、テレビを見ながら笑って食事をしている…と思うと、
私はどうにも、この憤りを何処にブツケて良いものか?と泣けてきます。
しばらく、保護猫活動をお休みする貴女。
ユックリ休んで下さい。
私は、物理的距離で、
支援位しかお手伝いが出来ませんでした。
電話で貴女のお話を聞く位しかできませんでした。
私は、
貴女の今の辛さや虚無の全てを、
同じ痛さで共有出来ていないと思っています。
でも、
今、感謝しかありません。
あの子達は、
貴女が居たから、
危険のない温かい場所に来れて、
毎日飢餓を気にしなくて済む生活ができて、
短い時間だったけれども、
貴女の愛情に支えられ、
親子の時間が過ごせたんだと思います。
慈しみ深い貴女に…
ありがとう。
私は、人間の死には慣れすぎていて、
涙が出ないことが多くて困るのですが、
こと小動物となると、
逆に涙が止まらなくなり、
本当に困ります。
貴女の心が、
どうか、今日の秋晴れの様に、
晴れますように…。

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