1歳の時、運動能力が飛躍的に向上しましたが、2歳になって知的能力が向上しました。
賢そうになったモモの顔
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私の家は自宅兼会社で、2階が私達の棲家、1階が会社その一室がオフィスです。
モモは、オフィスに私しかいない時、遊びに来ます。
モモはおとなになってから人見知りが激しくなり、他の人を避けるようになりました。
オフィスには、デスクが3つとパソコン用の台が一つあります。モモはその上を歩きます。
ほんにんは、私の仕事を手伝っているつもりです。
机の上の物を倒してはいけないことをちゃんと知っていて、注意深く歩きます。
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でも時々大きな尻尾が当たって、物を倒してしまいます。
そんな時は一目散に逃げます。
しかし5分ほどしたら何もなかったように、戻ってきます。
モモは、私のしていることにとても興味があり、一生懸命まねをします。
デスクトップパソコンの椅子に座ってキーを叩きます。指がないので手でたたきます。
時々画面を見ながら、真剣にやっているように見えます。
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モモは、私がスタンプをペタペタ押すのを見ていました。
私が席を外して戻ってみると、自分の手でペタペタしています。
机の上にモモの手形がいっぱい出来ました。
ノートや本をペラペラめくるのを見ると、もうたまらなくなって、爪でバリバリやってしまいます。
先日2010年のダイアリーブックを開いていると、モモが引っかいて破れた所を見つけました。
「ああ、この日に引っかいたんだなあ」と思い、懐かしかったです。
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モモは、言葉をたくさん覚えました。
自分の気持を声にして伝えるという自覚が強くなりました。
憂鬱な時、物事がうまく行かない時、やる気がしない時、「ウワーン」と言います。
そしてため息の「ハア-」。これは、人と全く同じです。私が溜息をつくのを見て覚えたのでしょうか?
モモが「ウワーン…ウワーン…ハア-」というと、私は「そうか。ネコもウワーン、人間もウワーンなんよ」と答えます。
多くの哺乳類は言葉を覚えることができます。
類人猿は、完璧に人とコミュニケーションが取れます。
半世紀近く前の話ですが、愛媛県にオランウータンを我が子として育てている夫婦がいました。
そのオランウータンは完璧に手話でコミュニケーションできるだけでなく、「パパ」「ママ」など簡単な人間の言葉を話せました。また、簡単な足し算、引き算が出来ました。
モモは残念ながら手話は難しいです。こんななので。
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モモの知能はおとなになってしばらくしてから急に伸び始めました。
これも哺乳類の共通する事かもしれません。
ある本*によれば、「人間の大脳の前頭葉は25歳から成長し始め、50代で情報蓄積量が最大となり、60代で情報処理能力が最高になる」そうです。 *三石巌「脳細胞は甦る」…名著です。
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