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モモは、この階段を日に何度も上り下りします。
以前は、ドドドーと激しい音を立ててすごい勢いで走っていましたが、この頃になると優雅で上品な走り方に変わりました。
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この年、私はインフルエンザにかかりました。
一人暮らしで、病気になると辛いです。
高熱が出て苦しく、寝ていました。
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モモは枕元にきて、心配そうに見つめます。
猫も人間も、心配な時の顔は一緒です。
私はモモに「心配いらないから」と言って、眠りました。
かなり長い時間眠りました。
目を開けると、同じ場所にモモがいます。
全然動いた様子がありません。
夕方近くになっていました。
モモは私が眠っている間、片時も離れず看ていてくれたのです。
大人になって、人から看病してもらったことはありませんでした。
涙が出ました。
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私が起き上がると、ようやく安心して水を飲みに行きました。
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