素人目に見ても、このまま放置出来ないのは明きらかであった。
しかしこれまで診察してもらった獣医を信頼出来ない。ベテラン獣医が二人が揃いも揃って、『18年も生きてたら寿命だから仕方ない』って風にしか診断しないだなんて、まともな獣医は居ないのか!っとさえ思えていた。
猫は、室内暮らしで、栄養管理をキチンと行って育て、事故や病が無ければ15年から20年、20年以上生きる事が出来る程、近年猫の寿命は延びている。
文太ちゃんは、気管支炎(喘息)以外に他疾患は無い、食欲もある、排泄も毎日キチンとある。
この状態で、いつ死んでもおかしく無い的な診断をする獣医には診せたく無いと思い、新たな獣医を探した。
ネットで検索し、経営者が診察する獣医でなく、若い獣医さんがいらっしゃり、獣医が2人以上勤務している病院を探した。
私の出身地である加古川に一軒見つけて、早速電話を入れてみた。
『診てみないと判りませんが、必ずしも全身麻酔での処置となるとは言えません。』っと親切に答えてくださった。
文太ちゃんは、長い時間車に乗ったので、揺れにより嘔吐を2回してしまったが、無事に到着。
PM4時に受診。
若い女医さんが、文太ちゃんの体重を計測し、問題の頚部の出来物をポンポンっと触ったかと思うと、無言で奥に入り注射器を手に戻ってきた。
大きな注射器に針を装着し、私に文太ちゃんの頭を抑えておくように指示。
『採血にしちゃ~デッカイ注射器だな。。。』っと思い不安になりながら見ていると。。。。
直径3センチに膨れあがっている出来物の頂点目掛けて針が、ブスっと刺された。
チュ~~~~~~~~~~~~~っと吸われた。
腫瘍だと思っていた出来物が見る見るうちに小さくなり無くなった。
私が豆鉄砲を食らった鳩のように、キョとんっとしていると、女医さんは、『水ですね』っと、ちょっとクスッっと笑って仰った。
『水?!!!!!!』
これまで診て頂いた獣医からは、『開けて(手術)診てみないと判らない』とか『処置するには、全身麻酔になる、高齢だから命の危険がある』『手術(処置)をするかしないかは、飼い主(私)が決める』などと言い、年齢を聞いてからは触診さえも納得いくような診察ではなかった。
涙が溢れた。
嬉し涙の後に悔し涙。
一昨年から、ぱち君とみぃちゃんを亡くし、直後から文太ちゃんの頚部に出来た腫瘍を思われる出来物に悩みに悩みに悩み抜いていましたけれど、やっと心から安心出来ました。
今後は、水が溜まっていた箇所には、袋のような物があるため、また水が溜まり易いので観察と、硬いしこりが出来ると、それは腫瘍の可能性が高いから受診する事と、食事と排泄の管理と、文太ちゃんがストレス無く過ごせるように。
そして確かに超高齢であるから、如何にゆっくりと。。。。ゆっくりと。。。そう、出来るだけゆっくりと老いを迎えるように。
『今日は、沢山食べてくれたね』
『今日は、いつもより咳が出ないね』
『今日は、りっぱなウン●でたね』
などと一喜一憂しながら。。。。。
長寿猫との生活は、悲しさだけでなく、楽しいものなのだという事を、ぱち君みぃちゃん文太ちゃんに教えて貰っている。
そしてそれは、今、元気に走り回っている成猫と子猫達へと繋がる。

いつも通りに食卓での文太ちゃん。
おまけ写真
カエルの縫ぐるみをベットにして寝る福ちゃん

猫ハウスの使い方を間違えているビタ君(笑)

※この日記は、mixiで記している日記を貼り付けています。
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