そこの餌やりさんから「自分も独りで年だし、家の中にいる子は里親を探してほしい」と依頼されました。
外猫も10匹以上いるお家なので、1匹ずつでも猫を減らしていきたいね、
と喜んでお手伝いしていました。
初期医療を全部終えて譲渡会に出したら、とても素敵な里親さんに見初められてトライアルすることに。
餌やりさんも一緒にお届けに行く予定でした。
が、その前日です。
餌やりさんから「やっぱり止めます。猫は渡したくありません」と。
吃驚。
そもそもペット不可貸家で猫を飼って、外の猫も手術せず増やして、、
虐待されたり、野生動物に食べられたりしてるのに。。。
この方が増やした猫のために、たくさんの人が関わって、助けてくれて、支援してくれたのに、
彼女からすれば全部大きなお世話だったみたいです。
なんなら譲渡会も私に脅されて嫌々参加した、らしい。
鷹子さんはお金目的なんですか?と、説得にあたってくれたボラさんに言っていたそうです。
泣けます。
あちこちに電話を入れながら腹立たしさと虚無感でいっぱいでしたが、
一夜明けて冷静になったら、私も至らなかったなと反省しました。
今年は人間の子どもが受験で、仕事もしつつ土日は譲渡会で、
その合間を縫って、飼育放棄猫の通院やら譲渡やら、
卒業式にも行けないくらい常にいっぱいいっぱいでした。
私なりに一生懸命動いてきたつもりでしたが、
その余裕のなさゆえに配慮が欠けていたのかもしれません。
忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。
猫を増やす人は心に闇を抱えている人が多いので、ことさらフォローが必要だったのに
それが出来ていなかったのでしょう。
ものごとは「因」があって、それに「縁」が添って、「果」が出る。
原因があっての結果です。
せめてもの救いは一番ご迷惑をかけたであろう里親希望者さんがすごく良いご家族で、
縁がなかったんですね、と。
猫ちゃんたちが幸せならそれでいいですと、とご理解いただけたこと。
とても楽しみにして準備してくださっていたのに、、
は~~、良いお家だったのにな~と、もったいないお化けがでそうです。
この里親さんのように謙虚さを忘れずに、自分にできることをやっていこうと思いなおしました。
そしたら、次々と孤独死宅案件の猫たちにお声がけが!
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譲渡に時間がかかると思っていたお子たちなのでとびきり嬉しかったです。
捨てる神あれば拾う神ありですね。
がんばります。
転ぶときも前のめり。
ファイト!
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