この2年以上、コロナ禍ということで普及してきた新しい生活様式、行動様式などに適応できない深層の不満に加え、自分が謳歌した従来の価値観への固執、そしてコロナへの感染への不安感が引き金になってセクハラ、モラハラならぬイラハラ中高年が、この猫を愛してやまないネコジルシにも登場されているようです。
特に中年男性はカスハラ(カスタマーハラスメント)行為として、2018年あたりから社会問題になってきていました。
毎日の社会生活の中に不満をため込んだ人たちが、最近流行りの保護猫募集にたまたま応募したが自分の意図に反する場面に出くわし、不満やイライラを爆発させている可能性があるように感じます。
日本でも終生雇用が崩壊し、特にコロナ不況のせいにして企業が構造改革の名のもとコストの高い働かないオジサンを中心としたリストラが吹き荒れています。
職場での立場を失っただけならまだしも、中には仕事自体を失ってしまった人もいます。
こういった世情ですので自分自身の主張を募集者(猫ボラ)に強いることで、失いつつある自身の存在意義やアイデンティティを確認している人がいらっしゃるのではないでしょうか。
カスハラに似ている
ITmediaというSNSで記事にされているデータを参照してみると。
過去にカスタマーハラスメントの被害経験がある人に対し、加害者の性別と年齢を分析しています。
1位は「50代男性」(33.6%)、2位は「40代男性」(32.8%)、3位は「60代男性」(25.8%)という結果でした。
男女間で10ポイント以上差が開くのは40~60代だけで、この中高年層では男性が高い傾向にあるという事実。
カスハラとはいわゆるクレーマークレーマーちゃん。
昭和の時代では「怒れる若者」に対し、「分別を示す」のが中高年男性の役割でした。
それが平成、令和では怒れる(イカレた)中高年男性が何と増えてきたことか・・・
ちなみSNSで芸能人や文化人から名誉棄損で訴えられて開示請求される相手も中高年多し・・・
そして一般社会でもネコジルシでもクレーマーって中高年以上の男性に多いのはなぜなんでしょう?
それなりの人生経験を重ねたはいいが、変な風に自己中なんでしょうね(笑)
病気と考えるしかないでしょうか?
脳科学で解明されているのが、老化すると「怒りを抑えるブレーキ」が利かなくなること。
これまで人は年齢を重ねるほど感情が柔らかくなると言われていました。
しかしながらこれは脳科学では間違いで、年を重ねるとホルモンの低下などで心身ともに活動的ではなくなるのですが、老化による脳の前頭葉の萎縮で“怒り”という感情を抑えるブレーキは利きにくくなるということがわかっています。
皆さんの周りの人、もしくは自分自身が、普段はおとなしくても怒ったときに感情の歯止めがきかなくなっているということがありませんか??
なぜ中高年・高齢者のハラスメント、暴力事件が増えているかですが、さまざまな理由が重なっているためでしょう。
ひとつには少子高齢化で高齢者自体が増えているのに加え、邪魔者扱いする社会的風潮も一端です。
そして自分を取り巻く家族や社会に邪険にされる、迷惑がられているのではないか?ということも「ブチキレる」ことにつながるようです。
年齢を重ねると前頭葉が委縮する
人間らしい理性を保たせているのが前頭葉です。脳のこの部分は他の領域に比べると老化で衰えやすいことが分かっています。よって若い頃は「これ以上怒ってはいけない」と我慢できることでも、年齢を重ねると我慢できなくなるのです。オヤジギャグを我慢できなく言ってしまうのも同じようです。
この前頭葉の衰え・・・早い人は40代前半から衰え始めるようです。
私の周囲の中高年男性で特に怒りっぽい人に共通するのは、存在をバカにされたり、自己愛を傷付けられたときに強い怒りを感じるようです。
私を含め今の中高年は気の毒なところもあって、自分達が若い頃は昔ながらの年上や目上を敬うように言われていたのに、今ではそのような教えが薄れていますよね。
また社会人の場合、定年、役職定年までは部長や課長などの肩書きがあったりしますが、退職した途端に社会的地位がなくなってオジサン、オバサンとひとくくりにされます。
特に男性は「昔はこうじゃなかった」という気持ちがあるのでしょう。
私も怒れる(イカレた)中高年男性の一人でした(現在進行形)。
自責の念として、仕事で自宅を出る時に首からコードにオレンジリング(認知症サポーターの目印)をつけてぶらさげています。
このオレンジリングを付けているときは決して怒らないというマイルールがあります。
パソコン操作やら書類やらでうまくいかず、自分に怒ったりすることはありますが、仕事中に職員をはじめ関連会社職員、取引先、役所の担当などに決して怒らないことにしています。
もし怒りが沸いたら・・・相手の良いところを見つける・・・ということを昔、上司に教わりましたが難しい(笑)
なのでいつもふざけています(笑)
対策方法は常に面白いことを考えるです。
医師が言っています・・・怒りを感じたときは、深呼吸で前頭葉を落ち着かせよう。です。
脳を萎縮させないためにも刺激を与えること・・・私は毎日いかに楽しく過ごすか?です。
楽しい毎日にするために何か新しいチャレンジを常に見つけることが大事かもしれないということ。
私にはそれが猫との生活かもしれません。
ネコジルシでは定期的に沸くボウフラのようだ・・・と会員の多くの人が呆れて見てるだけ~なのですが。
このネコジルシで猫もらえなかったと猫ボラに対して罵詈雑言を吐く人は、 それは猫ボラを飲食店などのサービス業従業員と老化した脳が誤認識してカスハラをやってるようにしか見えないのですよね・・・ビンゴだと思いません??
せっかく猫との暮らしがあるのにね・・・それに気づけないのも脳の劣化なのでしょうかね。
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