立派な祭壇の前で和尚様がお経を唱えて下さり、初七日法要も同時に行って下さいました。
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お位牌をお寺に預けて、これから49日まで毎日朝と昼にお経をあげていただけます。
桐箱の中の骨壷に入った茶々のお骨は一旦家に持ち帰ってきて、私たちの気持ちが落ち着いた時期に、桐箱ごと合同墓地に納骨し、永代供養していただく事になりました。
合同墓地はいつでもお参りができるので、納骨後、好きな時にお墓参りに行くことが出来ます。
コロナ禍のため同席は出来ませんが、同じ日に亡くなった子達と合同で49日法要もしていただけ、コロナが終わった後は、毎月の合同法要会も開かれます。
お葬式の後は、個別に火葬をしていただきました。
茶々の体は、天に還りました。
いっぱい泣いてしまったけれど、式が進むにつれて、きちんと茶々の死に向き合う事ができて、最後は、またね!と送り出す事が出来ました。
お葬式って、残された人間のためにあるのかもしれない。と思います。
お葬式を行なって、少し気持ちが落ち着きました。
火葬が終わり、本人の希望で長男と次男も一緒にお骨を拾いました。
茶々のお骨は、痩せて脆くなっていました。
それでいて、お寺の方々も驚くほどの量の大便がありました。
火葬の途中に大便が体から溢れ出して、燃えて炭化した大量の便があちこちに・・・
それを見て、あゝ茶々の体はもう限界だったんだ。
と、ようやく諦めと納得が出来ました。
病院でも、体の中の半分が便。
と言われていた茶々。
逆に、こんなになるまで頑張って生きていてくれたんだ。
きっとそれを私たちが望んだから。
茶々の大腸は、もうすでに限界を超えていたんだな。
病院でふっと気が抜けて、お空にかえって行ったんだな。
と知りました。
茶々、頑張ったね!ありがとうね。
またうちに来てね。と何度も茶々に呼びかけました。
茶々の棺にはお花やフードの他に、長男、次男、三男が生まれた時に植えた誕生樹の枝を、それぞれ自分達で切って入れました。
庭の三すみに植えてある、にいちゃん達の誕生樹。
きっとこの樹を見つけて、茶々が生まれ変わったら、我が家に戻って来てくれることでしょう。
お骨拾いには、長男と次男も、僕たちも最後まで見送る。と希望して参加しました。
茶々の粉々になった骨も、全部骨壷に入れたい長男坊・・・
気持ちは分かるけれど、あとは粉々になってしまったお骨ばかり。
ある程度でおしまいにしないと。
それに、あちこちに飛び散った便が骨についてしまっているものもある。
骨壷の中でまで、便がつくのは可哀想だから、もうここまでにしよう・・・
と長男に伝えて、お終いさせました。
が、焦って落としてしまった骨もある!
と納得しきれなかった長男坊。
車の中で、久しぶりにプチパニックを起こしました。
唸り苦しむ長男坊。
こういう時は毎回、茶々がそっとそばにきて、長男坊に寄り添いすり寄って慰めてくれていました。
おかげで、茶々がうちに来てから、発達障害を持つ長男坊のパニックが、だいぶ治ったんです。
けど、もう茶々がいない。
私がどれだけ声をかけても
「もうお終い」
と言ったのが私自身だった事もあって納得しきれず、自分の胸もとをギュッと握ったまま、家に帰っても気持ちを切り替えることが出来ませんでした・・・
一旦心にこだわりが生まれると、長男坊は当分苦しみ、学校生活にも支障が出る場合があります。
どうしよう・・・
と思って長男坊の様子を見ていた時、長男坊が我に返って、
「お母さん!」
と叫びました。
その手の中には、2ミリ位の茶々のお骨が。
どうやら、長男坊の服の胸元にくっついていた様です。
あゝ茶々は、今でもお兄ちゃんに寄り添ってくれているんだね。
お兄ちゃんがパニックになったから、
私はここにいるにゃ!大丈夫にゃ!
と教えてくれたんだね。
と言いながら、長男と一緒に号泣しました。
長男坊が落としたと思っていたお骨は、ちゃんと長男坊にくっついて家に帰って来ていました。
長男坊が苦しんだもう一つの理由。
それは、少しだけ茶々のお骨を持ち帰り、自分のカプセルに入れたいと思ったけれど、お骨を手で持つ勇気がなくて出来なかった自分への苛立ちだった。と。
茶々が長男にくっついて帰って来てくれて、その希望も叶いました。
長男坊はパニックが治まり、
茶々!ありがとう!と泣き続けました。
早速、キーホルダーを買って来て、2ミリ位の茶々のお骨を入れ、長男坊の机の横のところに付けました。
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長男坊はすっかり落ち着きを取り戻し、茶々がいつでも僕達を見守ってくれていることが分かった。と、今は穏やかにしています。
茶々はやっぱりすごいなぁ。
本当にいい子だなぁ!
茶々には、これからもずっと感謝です☺️
茶々!ありがとうね!大好きだよ‼️
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