今年2月15日、死にかけていた野良猫「Nora」を見つけ、うちに連れて帰りました。
Noraは二番目の娘となり、親子ふたり慎ましく暮らしておりました。
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我が家は、山のふもとにある住宅地の外れ、木の生い茂った所にあります。
野良猫は(全国的にも)随分減り、家の近くでほとんど見かけなくなりました。
もしかしたらまだいるのではないかと思い、ペットフードを庭に置きました。。
朝起きると、無くなっています。
やはりいる。
4月の中頃、こいつに出会いました。茶トラのオス猫。
Noraも喜んでいます。
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「お前、生きていたのか!」
この茶トラ、1年以上前に、一度会ったことがあるのです。
庭の、大切にしていたレモンバームの葉っぱを食べていました。
「コラッ」と怒鳴ると、びっくりして逃げ出し、それっきり来なくなりました。
近所の人達から、ごはんをもらっているのでしょう。
丸々と太ってます。
考えてみると、うちの近所は野良猫にとって、住みやすい場所です。
住民は親切だし、捕獲器を持った怖い人も入ってこれないし…。
野良猫のことを怪獣、いや害獣だと思っている人がいますが、決してそうではありません。
大部分の野良猫は、人に迷惑にならないように、ひっそりと暮らしています。
猫嫌いの人の所へは、普通は寄り付きません。
自分のことを大事にしてくれる人の所にだけ、やって来ます。
うちの近所は高齢者が多く、野良猫たちを孫のようにかわいがっているのでしょう。
野良猫は、そういう人達にとって大切な存在です。
茶トラの他に、2匹見かけました。
まだ警戒して、私を見ると逃げ出します。
先日、いつも行く野良猫保護地で、3匹の捨て猫を見つけました。
家に連れて帰り、世話をしています。
生後一月半ほどの子猫です。日本猫と洋猫(長毛種)の雑種、3匹とも雄です。
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野良猫保護地の近辺は野生動物が多く、子猫は発見が遅れると食べられてしまうのです。
3匹とも、無事で良かった。
今の時期は、春に生まれた子猫がよく捨てられます。
野良猫も子供は生みますが、捨て猫に比べると僅かです。
可哀想な猫を作り出しているのは人間です。
無邪気な天使のような子猫たち、それを捨てる悪魔のような人間。
しかし、1月には家に猫は全然いなかったのに。
いつのまにか増えてる。
この増え方、異常です。
このままでは、こんなふうに…
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出典:環境省https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2305a/full.pdf
やっぱ、TNR(野良猫を捕獲し避妊去勢して放つこと)必要 !?
ニャンちゃって!
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