そこには70匹以上の野良猫がいて、市民から愛されていました。
人々は、公園を散歩して、美しい景色と猫たちとのふれあいを楽しんでいました。
地元のボランティアの人達が、猫たちの世話をしていました。
人と野良猫と自然が共生した素晴らしい公園でした。
松山総合公園の猫たちの写真が、多くの人のブログに掲載されています。
写真の一部を紹介しますが、是非ブログを直接御覧ください。
出典:https://ameblo.jp/mikan-ka-san/entry-12679632858.html
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出典:http://photosto.web.fc2.com/gallery.html
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出典:https://katakuchiiwashi.exblog.jp/27301989/
https://buffenya.hatenablog.com/entry/2018/10/07/174000
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私の関わる野良猫保護地は、松山総合公園に比べるとずっと小さいですが、自然環境に恵まれています。
野良猫たちは、豊かな自然の中で伸び伸びと暮らしています。
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責任者のYさんが、十年以上前に始めました。
猫の食住の世話、また十分ではありませんが病気の治療をしています。
皆、人によくなついています。
猫が好きな人たちがここに来て、猫とのふれあいを楽しんでいます。
餌やりにくる人が増えました。
猫たちは、もらったごはんを嬉しそうに食べます。
でも、多くの人からもらうので、あまりお腹が減っていないのです。
観察すると、食事をくれた人が側にいるときだけ食べ、いなくなると食べるのをやめてしまいます。
「お腹へってないんだけど、せっかく持ってきてくれたんだから、食べないと申し訳ない」と思っているようです。
辛い思いをしてきた猫ばかりなので、人の親切が嬉しいのです。
餌やりをしなくても、遊び相手になってくれます。
野良猫たちは、悲しい人、寂しい人に親切です。
去年、愛猫のモモが死んだとき、ずいぶん慰めてくれました。
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実は、松山総合公園の野良猫たち、もういません。
去年の秋、TNR(野良猫を捕獲し、避妊去勢して放つこと)の活動家による乱暴な捕獲、手術が原因で死んでしまったのです。
野良猫は今、大迫害を受けています。
日本中の野良猫を根絶やしにしようとする恐ろしい動きがあります。
東京のどこかの公園でも、野良猫が一匹もいなくなり、狂信的なTNR支持者が大喜びしていました。
野良猫は、家猫とは違った魅力があります。
そして、私達に多くのものを見せてくれます。
感動的な親子愛、厳しい環境の中で一生懸命生きる姿、野生動物の一面、人にも示してくれる優しさ…。
人に付かず離れず長い間存続してきた野良猫社会が、破壊されようとしています。
私達は、大切なものを失おうとしているのです。
野良猫は、ちょっとした心がけと取組みで、私達の素晴らしい友人になります。
人と野良猫との共生が大事です。
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