彼女は、自宅の一室を保護猫たちに開放し、リビングでは2頭の犬を飼っていました。
ひとりは、彼女が帰宅途中のスコールの中、両目を虐待で失い立ち尽くした子でした。
私が帰国前夜、台北には暴動が起きました。
テレビニュースも怖かったですが、
両目を虐待で失った子が、体調崩し
怖いよ‥と泣き叫んでいました。
親友は、恐怖で鳴んでいるのよと言いました。
抱っこキャリーに包んで毎週休日には犬たちを散歩に連れていき、盲目でも外の空気を楽しめるようなお世話をしている彼女の姿を見ていましたから、
何もして上げられない事に涙が出ました。
ハンデともがきながら頑張ろうとしているけど、やはり怖いのよ。
翌日、官庁勤務の彼女は私を空港で見送り、暴徒に荒らされたデスクからPCをレスキューして仕事も全うしてきた。
帰国してから、電話して泣きました。
虐待で両目を失い、彼女が保護したあの子が亡くなったのです。
自分の一部が失われたように悲しく辛かった。
涙で話せずにいる私に彼女が送ってくれた写真が今回の一枚です。
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虹の橋🌈を渡った子たち(すべての生命)の写真を大きく伸ばして名前を記して木に下げる。
アメリカでもある惨事のあとの
グリーフケアの集いのようなものです。
悲しいけれど、
人には話せないかもだけど、
うちの家族が。。。
そうして、みんなで互いの亡くなった家族について話したり、悲しみを声に出したりする。
日本でも出来たら素敵ですよね
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