これは団体に所属し、適正に愛護活動をされている方々に物申す日記ではありません。
「団体」という看板を利用して、
不適正に愛護活動・保護猫活動をうたい活動している人に対して発する日記です。
私も多少なりとも、啓発活動や物販支援などをしている身として、
ボランティアとして、とても怒っています。
そんな内容の日記になります。
最近私が受けた相談で、
到底承服出来ない話があります。
野良猫に餌やりをしていた方が、だいぶ人慣れ出来たので、意を決し避妊去勢をして
里親探しをしよう…から始まった話です。
その方は1人では数匹の猫を自分で捕獲出来ない為、とある団体に捕獲と里親探しの
協力を依頼しました。
避妊去勢から譲渡まで団体で面倒をみるとなると、1匹50.000円かかりますと言われ、
そのまとまったお金が大変だったので、
避妊去勢後は自宅で面倒をみながら里親探しをしていきます。
となっていたそうです。
それが…
団体が猫を捕獲後、待てども待てども連絡は無し。自分から連絡をしてみると、
「リリースしました!」とだけ。
それと同時期に、その方の友人から、
似ている猫が離れた場所にいるよ?と連絡があり、確認に行くと、
自分が団体に避妊去勢を頼んだ猫達でした。
捕獲した場所から10キロ位で離れた山沿い。
衝撃を受けながらも、その方はその場で2匹を自分で捕獲しました。それ以外の猫は
その時見当たらなかったそうです。
更に衝撃なのが、
捕獲保護した1匹が怪我をしていて、
そのまま動物病院へ連れて行くと、
怪我をした猫が骨盤骨折をしていたのです。
まだ保護出来ていない猫がいる為、
役所に相談をすると、個人のボランティアさんから連絡が来て、個人ボランティア数人で残された猫達は無事に保護されました。
これは…団体による「猫の遺棄」ですよね?
TNRならば、「元の場所」に戻さなければなりません。況してや見ず知らずの場所に
放つなんかはリリースとは言いません!
私個人としては、アフターフォローがないTNRには反対です。
TNRを受けたならば、受けさせたならば、
定時的にご飯が貰え、健康を見守って貰える権利が猫にあると考えています。
それをする義務が、人間にあると思っています。
「NPO団体」「一般社団法人団体」「任意団体」など「団体」がつくと、
絶対的に良い事をしている!
絶対悪い事をしない!
と過信しがちですが、
私はそれは大変危険だと思っています。
別件ですが、とある団体に所属している人が、団体がお断りをしたTNRを、1匹30.000万円で個人で引受け、そのお金は自分のポケットに納めてしまった…という話。
助言を求められましたが、
これは営利目的であり、
個人で動物取扱業第1種に登録していなければ、してはならないと思います。
団体の活動の実態を知るのは、
とても難しいことだと思います。
況してや、団体所属の個人がどんな人なのか知る等は尚更。
近年、動物に関する団体が増加していますが、
私はそれを一概に良い事だと思っていません。
それは、保護を必要とする動物が減っていない証であり、
人間が可哀相を作り出すのを止めていないことでもあるからです。
「遺棄」をしない、させない。
「ネグレクト」をしない、させない。
「虐待」をしない、させない。
「不適当な過剰繁殖」をしない、させない。
これはボランティアでなくとも、
人間が出来ることだと思います。
営利目的の団体を生み出さない為にも、
私達個人が出来ることだと考えます。
可哀想を…新たに作り出さない!
可哀想を…他人に丸投げしない!
可哀想を…営利目的に使わない!
これも人間が出来ることだと思います。
今回の団体による遺棄に関しては、
私の所管地域ではありませんが、
微力ながら、是正に関し協力していきたいと思っています。
願わくば…
骨盤骨折してしまった猫さんが…
下半身不随にならず、
少しでも回復してくれたら…と、
胸が掻き毟られる思いです。

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