ショートストーリーのようなものである。
これがなかなかに切ない、やるせないものが多い。
機械生命体たちは多様化し戦うことを望まないもの、植物を育てるもの、動物を愛するものもいた。
森の奥に、機械生命体とアンドロイドの戦闘で傷ついた動物たちを保護しているロボがいた。
そのロボから依頼が発生した。
■動物の縄張り■ 依頼人:動物好きロボ
他所からきた動物たちの縄張り意識が強く、周りの動物を傷つけているらしい。凶暴な動物の群れを率いていたのは機械生命体だった。まるで本物の動物のように振る舞い、雄叫びを上げて襲いかかってきた。
プレイヤーである2Bと9Sは、群れのリーダーである機械生命体を撃破。凶暴な動物たちの群れも追い払った。
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※鹿のツノをつけた機械生命体。姿だけでなく行動も動物の真似をしている。
凶暴な動物たちを率いて、原住していた動物たちを傷つけていたため、仲間の機械生命体からも疎まれていた。
森の動物好きロボにそれを伝えると、安堵した。同族である機械生命体を破壊したことも告げたが、特に気にも留めていなかった。
2Bと9Sは、同族よりも動物の方を大事におもう機械生命体に違和感を感じた。
これでクエストは終了だが、撃破された動物のような機械生命体の情報を見ることができるようになりそこを読むと。
「トオイ、トオイムカシ。コワレタキオクカイロがノコシタキオク。
コワレテウゴケナクナッタワタシヲヒロイ、タスケテクレタノハ、ドウブツノムレノリーダーダッタ。
リーダーはリッパダッタ。ツネニムレのタメニイキテイタ。
ダカラ、カレがシンダトキ、ワタシモソウシヨウトオモッタ。ミンナノタメニイキテ、ミンナのタメにシヌ。
デモ、ワタシはロボットダカラ、ミンナサキニシヌ。
ソレデモムレは、アタラシイイノチヲツナイデイキル。
ソレをマモルノガワタシのヤクメ。シンダリーダーとのヤクソク。
コノアンジュウノモリデ、カゾクミンナヲマモリツヅケル。
ケレド、アノヒ。
アンドロイドとロボットのセントウデ、モリガヤケタ。
スミカガナケレバイキラレナイ。カゾクガバラバラにナッテシマウ。
ダカラ、サガソウ。アタラシイスミカを。
ダレニモジャマサレズ、ミンナデクラセルモリヲ。
ワタシがイルカラダイジョウブ。
カナラズ、ミンナをシアワセニスルカラーーーー」
戦争が悪いのか
侵略してきた機械生命体と群れが悪いのか
ソレをいとも簡単に排除したのは悪くないのか
アンドロイドと機械生命体の戦争もそれぞれの目的を達成する為に戦い続ける。
どちらも自分たちが正義と口にして。
時には同族を殺した憎き仇として。
戦争がなければ、この凶暴な機械生命体は生まれなかったかもしれない。
その元凶でもあるアンドロイドが知らずに駆逐する。
パスカルの放った
「話し合いをすることでしか相互理解は得られない、そう思います」
その言の葉は虚しく空に消えていく。
僕たちは、たまに喧嘩もするけど、仲良しだよ。
いろいろ考えすぎると良くないのかもね〜〜
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