お腹の大きな野良猫がうちに来るようになりました。
のんびりと猫のごはんの研究でもしていたいのですが、外の世界はそんなに平和じゃありません。
小柄な若いメス猫です。
近づくと逃げます。
困ったな。
うちには里親が決まらない保護猫がたくさんいます。

地元の保護団体に連絡すれば、捕獲器持ってやってきます。
捕獲されたら、どうなると思いますか?
お腹の子は、殺されるんです。
保護団体というぐらいだから、ちゃんと産ませて、子猫は里親に出すもんだと思っていませんでしたか?
中にはそういう人もいるでしょう。
しかし大抵の場合は、お腹の子は殺処分されます。
生体解剖されて、母親の子宮ごと切り捨てられるのです。
母猫は、愛する我が子と子宮、卵巣を切り取られ、その日のうちに放り出されます。
この第二の殺処分は、保護と名の付く団体と活動家によって全国で行われています。
その数は、もうすぐ行政の殺処分数を超えます。
テレビやネットで、芸能人などを使って派手に宣伝している保護猫活動、裏ではこんなことが行われているのです。
不幸な子は、殺さなくちゃいけないんだそうです。
自然淘汰される前に、消してしまうんだそうです。
どうやら神様よりも偉いみたいだ。

もし妊娠した野良猫を見かけても、どうか保護団体には知らせないで下さい。
お腹の子を、殺させないで下さい。
できるなら、母猫にごはんと水を与えて下さい。
母猫はお腹をすかせています。
猫は恩を忘れません。
全国には保護団体とは無縁の、猫ボランティアをしている人たちがいます。
保護団体が出現するずっと前から、地道に活動しています。
愛媛県には20年以上前から活動している人がいます。
商売ではなく宣伝もしていないので、すぐに見つからないかもしれませんが、協力が必要なときには探してみて下さい。
保護団体と関わっている人の中にも、赤ちゃんの殺処分に反対している人はいるようです。
お腹の赤ちゃん、数ヶ月もすればこんに可愛くなるんですよ。

母親から切り取られた赤ちゃんは、酸素も途切れ、体温も低下し、苦しみながら死んでいきます。
この世に生を受けながら、一度も外の世界を見ることもなく、一度もお母さんに甘えることもなく死んでいくのです。
あなたは、知っていましたか?
あなたは、許すことが出来ますか?

最近のコメント