
地元のボランティアの人達は、猫の個体数の把握、健康状態のチェック、虐待や餌やりゴミのパトロール、市との交渉などをしていました。
一昨年前の秋、3人のTNR活動家が突然現れ、約70匹の猫をいっせい捕獲し避妊去勢しました。
(TNR:猫を捕獲し避妊去勢して放つこと)
ボランティアの人の話によると、
「(活動家3人組は)必死で逃げる猫たちを網や捕獲器を手にして追いかけ…ネットに入れて木に吊るし…一匹の猫は道路に飛び出し、車に轢かれて死にました」
「子猫たちや妊娠中の猫も容赦なく強引に捕獲して避妊去勢…手術痕がギザギザ…糸が垂れ下がり…」
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1677.html
http://purin1378.blog.fc2.com/blog-entry-1694.html
それから間もなくパルボウイルスが大流行しました。
そして50匹を超える猫が亡くなりました。
生き残った猫は、ボランティアの人が自宅に連れ帰りました。
当時、これだけ多くの猫が死んだのは、乱暴な手術でダメージを受けた上に、寒さが重なった為だと思われていました。
しかし、その後新たな事実が浮かび上がりました。
松山市のある獣医が、「捕獲された約70匹の猫はあるTNR専門病院で手術されたが、別の地域で捕獲された1匹の猫がパルボウイルスに感染しており、そこから集団感染した」「不衛生な環境でまとめて手術するので、感染が広まった」と告白しました。
それは獣医の間では公然の秘密になっているとのことでした。
それならば、TNR活動家だけでなく、TNR病院も重大な加害者ということになります。
TNR団体も病院も一切の釈明せず、逃げ回っています。
50匹以上の猫が死んだのです。
この大量死を前にして、行政もマスコミも何も言いません。
警察が調査することもありません。
一般市民はほとんど知りません。
真相は闇から闇へ葬られようとしています。
以前、ネコジルシのある方が「手術跡のある猫の大量死体が発見」という記事を日記に書いていましたが、全国でこういう事が起こっているのかもしれません。
久しぶりに松山総合公園に行きました。
生き残った猫が戻ってきたという噂を聞いたので…。
しかし今回も猫に出会うことは出来ませんでした。
TNR活動家が勝利宣言のように残していったポスター(左)は、別のもの(右)に替わっていました。

わざとらしい。
もうネコなんて、ほとんどいませんよ!
アッ! あそこに捕獲禁止の看板が!

なーんだ。猫じゃなくて、蝶でした。
猫の身分は、蝶よりも下みたいです。
松山市は、松山総合公園に「動物愛護センター」を作るそうです。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1710
クラウドファンディングで寄付金を募り、すでに目標額に到達しました。
寄付した人、ここで50匹を超える猫が死んだことを知ってるんだろうか?
「動物愛護センター」では、動物愛護の普及啓発活動、NPO団体と連携して里親募集活動をするそうです。
そのNPO団体が、例のTNR3人組の団体なのかどうかはわかりません。
松山市にはNPOの自称「保護」団体がいくつもありますので。
彼らが、猫のためになる活動をしたという話を聞いたことがありません。
TNRをする以外は、芸能人と対談したり幼稚園を訪問したり、見かけだけ派手なことをして寄付金集めに専念しています。
多くの猫たちの命が奪われた事実は、こうして覆い隠されてしまうのです。
あるTNR活動家の人が私に、劣悪で金儲け主義の保護団体ばかりではなく、猫に負担をかけないように気を付けてTNRする人たちもいると言いました。
しかし言ったそばから、「妊婦猫の堕胎は自然と肯定している」と言いました。
人は、他人の悪事はちゃんと見えても、自分のことは見えないものです。
パルボを感染させて死なせるのも、赤ちゃん猫を殺すのも、どちらも悪いことです。
小学生だって分かります。
活動にのめり込むと、そんな当たり前のことが分らなくなってしまいます。
残虐行為は人の感覚を麻痺させます。
「自然に殺しを肯定している」のがどんなに危険な状態か、気付いてほしい。
松山総合公園の猫たち…。 もういません。


写真:https://ameblo.jp/mikan-ka-san/entry-12679632858.html
http://photosto.web.fc2.com/gallery.html
https://katakuchiiwashi.exblog.jp/27301989/
https://buffenya.hatenablog.com/entry/2018/10/07/174000
最近のコメント