日記の猫の写真は3月22日に撮影したものです。
そして日記の投稿日は4月25日。
この一ヶ月の開きには理由があります。
ある重大な事件が起きたのです。
それをこれから説明します。
この写真の撮影日は、2023年4月13日。お腹がパンパンでした。
![](/img/diary_image/user_235785/detail/diary_289135_2.jpg?h=c0dfb7b9ef27df9ca0edd8595241ec04)
それから数日うちへ来て、少し間が空いて、
4月18日にやってきました。
お腹がぺったんこになっていました。
![](/img/diary_image/user_235785/detail/diary_289135_3.jpg?h=c0dfb7b9ef27df9ca0edd8595241ec04)
そして、左耳。
カットされたような傷が…。
![](/img/diary_image/user_235785/detail/diary_289135_4.jpg?h=c0dfb7b9ef27df9ca0edd8595241ec04)
TNRの連中にやられたのか?
しかし、よく見かける「さくら耳」よりは小さい。
怪我だろうか?
獣医に写真を見せました。
獣医は、「切り口がきれいなので自然にできた傷とは考えにくい」「カットする時筋肉が収縮して、この様に切り口が小さくなる事がある」と言いました。
やはり堕胎させられたんだ。
せっかくうちに来るようになったのに、守ってやれなかった。
この猫と死んだ赤ちゃんが不憫でなりません。
彼らは何故こう度々、猫と人に不幸をもたらすのか。
去年、TNR活動家に避妊手術され死にかけていたNoraを保護した時もそうでした。
ところが不思議なことが起こりました。
お腹がぺったんこになって戻ってきて間もなく、発情期特有の切ない鳴き方をし始めたのです。
まさかと思いましたが、鳴きながらあちこちを走り回り、雄猫を探しているようです。
そして、4月21日オス猫と交尾しているのを発見しました。
堕胎させられたのではなく、出産に失敗したのか?
まだ、なんとも言えません。
雌猫は、避妊手術をした後も発情することがあります。
卵巣を摘出しても、組織の一部が残存しているとそうなります。
野良猫保護地にも、そういう猫がいました。
毎年春になると発情し、雄猫と交尾していました。
しかし出産も妊娠も出来ません。
堕胎か出産の失敗か、その時点ではわかりません。
どちらでも死んだお腹の子は不憫ですが、人に殺されたのでなければずっと救いがあります。
4月25日の日記「第二の殺処分」では、そのことは事実が判明するまで伏せ、保護団体による赤ちゃん猫の殺処分を中心に取り上げることにしたのです。
その日以来、猫の様子を注意深く観察しました。
猫は、雄猫と交尾した日からすぐに発情が止まりました。
妊娠したんだろうか?
野良猫は、出産によく失敗します。
周囲は敵だらけ、ストレスは並大抵のものではありません。
流産、死産、出産時のアクシデントは非常に多い。
野良猫が繁殖力が強くてどんどん増えるというのは、野良猫の実情を知らない人の誤解です。
5月21日、雄猫との交尾を確認して1ヶ月経ちました。
まだお腹に変化は見られません。
更に10日経ちました。
一昨日5月31日。
![](/img/diary_image/user_235785/detail/diary_289135_1.jpg?h=c0dfb7b9ef27df9ca0edd8595241ec04)
そして今日6月2日
![](/img/diary_image/user_235785/detail/diary_289135_5.jpg?h=c0dfb7b9ef27df9ca0edd8595241ec04)
お腹が大きくなっています。
良かった。
おめでたです。
TNRされていなかった。
苦労して授かった二度目の子です。大切な命です。
ありがとう。私もこれで安らかな気持ちでいられる。
命の誕生は貴いです。
ある人は、野良猫のような「無駄な命は産ませられない」と言いました。
ある人は、野良猫なんて「絶滅したほうが良い」と言いました。
一体生き物の命を何だと思っているのか!
今度こそ元気な子を産んでほしい。
人が手助けできることは限られているけど、できるだけのことをしてやるつもりです。
*訂正:ある方から猫の性行為を「sex」と記述すると、子供が見た時に好ましくないとのご指摘を受けましたので、「交尾」に変更しました。
*補足:私は研究者ですので「sex」と言う用語はあくまで科学用語として使用しています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Sex
一部の人が、なにかいやらしい意味に勘違いされいるようなので、補足します。
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