奄美大島の外来種マングース、ついにいなくなった…? 環境省が9月にも「根絶」宣言へ
ネコと並んで、沖縄・奄美の生態系を脅かして来た外来動物マングース
持ち込んだのは、ハブ退治が目的のはず、いなくなったらハブはどうするの?
ここからいつもの好奇心、ヲタク登場!(笑)
マングースは、アフリカからインド、東南アジアにかけて分布する小型の肉食哺乳類
哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫、果実まで何でも食べる雑食性。
マングースといえばこれ
コブラやハブとの闘いのショーで有名です。
アグレッシヴなイメージ…↓想像通り、石原軍団みたいなサムネ(笑)
アフリカに棲むコビトマングースの兄弟、サイチョウの前で死んだふりをして遊ぶ様子(≧▽≦)
サイチョウに捕食される可能性のある幼獣、撮影(研究)者も笑う天真爛漫さ
何度見ても飽きません(^。^)w
沖縄への導入は1910年、アジア産のフィリマングース、
動物学の権威であった東京帝大名誉教授、インドで見たコブラvsマングースに感激したとのこと
ノネズミやハブ退治目的に、17頭を放ち、
その後1979年には奄美大島へ、沖縄の離島には定着しませんでした。
能力はあるマングース、でも放たれた沖縄では、殆どハブを食べない!!
理由は昼行性のマングースと夜行性のハブ、生活時間が違う
捕食性の哺乳類が生息しない島には、天敵に対する回避策を持たないままに進化してきた、
独自の動物たちが生息しています。
一言で言えばおっとりさん→おマヌケ(笑)
養鶏もあり、鶏卵や雛もいる
ヘビと戦ってまで食料をゲットする必要はなし、当然と言えば当然のこと^^;
消化管内容物と糞の解析から、昆虫類が主な餌資源であることが判明しています。
奄美大島でも、アマミノクロウサギを始めとする、固有種や希少種の捕食記録が多数、
木登りのできない彼らの手が届かない、樹上で暮らすクマネズミが増加_| ̄|○ il||li
最大10.000頭、2000年より駆除が始まり、2018年の1頭を最後に、捕獲がありません。
沖縄本島では、2026年が根絶目標
ケナガネズミ
世界遺産登録を目前に控え、ノネコ退治が注目され、希少生物『ケナガネズミ』を知りました。
知名度は地元の人にも低く、名前を聞いたことがある、程度だったとのこと
減少理由は、マングース、ノネコやノイヌに捕食され、そして交通事故
全ては人間が原因なんですね٩(′д‵)۶
マングースの減少に伴い、市街地で目撃される情報が増えた昨年、保護ニュースもたくさんあります。
https://kyushu.env.go.jp/okinawa/press_00061.html
奄美大島、徳之島、沖縄北部にのみ生息するケナガネズミの奄美市名瀬市街地や瀬戸内町古仁屋付近での目撃や轢死がここ数ヶ月で相次いでおります。コンビニに入り込み1週間滞在、お米を4000円分食べ漁ったツワモノも(苦笑)
クマネズミ捕獲のシートに絡まり、九死に一生を得た個体もありました。
鼻の先からお尻まで20~30cm、しっぽも含めて全長40~60cm!
…小型のネコほどもある立派な、日本最大の在来ネズミ^^;
この動画に、アマミノクロウサギとケナガネズミが映っています。
ちょろそう(≧▽≦)
ネコ
1910年に沖縄本土、79年に奄美大島マングース導入ということは、この間生態系に無関心であり
新たに被害を起こす、選択をしていたことになります。
導入責任者は、マングースだけでなくウシガエルの導入でも有名とのこと_| ̄|○ il||li
生物保護にも尽力していますが、後継研究者はいなかったため、放置だったのかな?!
マングースもネコも、希少生物の天敵とみなされています。
誰だって楽に生きていきたい、楽な狩りをする^^;
世界遺産が目の前にぶら下がり、焦ってのノネコ退治と、私は観察していました。
好きでこの島に来たわけではない、人間の都合で処分される生き物は、気の毒です。
ネコへの風当たりが、沖縄周辺だけでなく世界中で強くなり、“ネコ退治”が始まっています。
ネコの味方をしたいですが、自然保全は、歴史と同じく大事なもの、
本土でも、生態系を乱す可能性は非常に大きく、生物学研究界隈に注視されています。
外猫は、沖縄に限らず増やさない努力はしていきたいですね。
ネコの狩猟能力は、驚くべきものです。
犬に比べネコの認知症が少ないのは、ネコの方が野生を失っていないから、との説もあります。
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