私が保護した生後8週間未満の子猫の中で、異常行動を起こした猫は一匹もいません。
「8週齢規制」56日以下の犬猫販売禁止は間違っています(前編)
「動物愛護管理法」は、愛護が薄れ管理が強化され「動物ガチガチ管理法」になろうとしています。 「マイクロチップ義務化」はその最たるものですが「8週齢規制」も見過ごせません。 「8週齢規制」とは、ブリーダーやペットショップ等が、生後8週齢(56日)以下の犬猫を販売してはならないとするものです(第22条の5)。 規制の理由は、生後8週間までは社会性を学ぶ大切な時期であり、その時期に親兄弟と引き
2024年4月1日(月)
では、子猫の譲渡はいつ頃から始めるのが良いのでしょうか?
1.子猫の譲渡は生後40日ぐらいからが良い。
2年半前に亡くなった愛猫のモモです。

今からちょうど20年前、生後40日でうちに来ました。
17年7ヶ月一緒に暮らした、最愛のモモです。 生きていれば、今日は二十歳の誕生日です。 2004年3月19日に生まれ、2021年11月29日に17歳8ヶ月で亡くなりました。 生後40日で、うちに来ました。 初めてみた時、ネズミのようでした。 私は一人暮らしでした。 モモは、私を実の親のように慕ってくれました。 親子ふたりの暮らしになりました。 モモはと
2024年3月19日(火)
体重500g、手のひらに乗る大きさでした。
トイレにつれて行き、「ここがお前のトイレだよ」と言うとオシッコをしました。
「ウン」と頷いたようでした。もう気持ちが通じるのだと思いました。
その翌朝、目が覚めると私の首に巻き付いて寝ていました。
毎日が大きな変化でした。
全然鳴かなかったのが甘えてピーピー泣く様になる。階段を上り下りできるようになる。
生後8週を終える頃までの数週間は、その後の何年にも匹敵します。
子猫の譲渡は、個体差はありますが、完全に離乳する生後5~6週ぐらいから始めるのが良いです。
8週齢規制により、その様な子猫を飼えない人が増えるのは不幸なことです。
2.飼い主は、子猫の母親になれる。
野生の猫には、複数の母親がいます。
猫は自分が産んだ娘を手元に置き、次の子が生まれると助け合って子育てします。
この写真の、奥の2匹は母と娘です。そして手前の2匹はそれぞれが産んだ子。
厳しい外の世界で生き抜くために、母娘が助け合って子育てするのです。

猫はオスも、子育てします。
野良猫保護地のオス猫クロとマルは、捨てられたの子猫の世話をしました。


野生の子猫は、しばしば親と離れ離れになります。そんな時、おとなの猫が実の親に代わって子育てするのです。
8週齢規制なんて言ってたら、猫は野生の世界で生きていけません。
野良猫は、私達の最も身近にいる野生動物です。 私達がほとんど知らない、野生動物の生き方を見せてくれます。 野生の世界は野蛮なものではなく、家族や社会があり、愛情に満ちています。 2023年6月茶トラの子猫が、野良猫保護地に捨てられました。 オス猫マルが親代わりになって子猫を育てました。 子猫はカラスによく襲われます。マルは子猫を守りました。 https://www.n
2023年12月29日(金)
子猫は元来、自分を守ってくれる者を、親として受け入れる様にできています。
離乳して間もない子猫は、飼い主を実の親として受け入れます。8週齢を超え大きくなるに連れて、新しい親を受け入れにくくなります。
3.猫も犬も十把ひとからげのデタラメな法律「8週齢規制」
猫と犬では、子育ての仕方も成長速度も違います。犬の中でさえ小型犬と大型犬では、成長速度が違います。
それを無視して、十把ひとからげの「8週齢規制」は、科学的根拠のないデタラメな法律です。
そもそも、こんなことを法律で縛ろうとするのが間違っています。
最近保護した黒サビちゃん。生後6週を過ぎた頃と思われます。
こんなに懐かれると、里親に出すのが辛いです。
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