1年前に夫の病気が見つかり、この1年は入退院の繰り返しでした。
11月15日は三度目の手術。8時間という長い時間は、本人にはあっという間だったようです。
朝に手術室まで見送り、一度家に帰り終わったという連絡がなかなか来なくて、自宅で待っていられず電車に乗りました。私が手術室近くの待合室で終わるのを待ち、一緒に病室まで行きました。(夕方17時を過ぎていました)
今回は前回より切開した傷が長く、とても痛そうでした。
右の腎臓の機能低下で4月に腎瘻の手術をしたのですが、三度目の手術でようやく腎瘻が取れて本人の負担が減りました。
腎瘻をしていた時は、横腹から直接管を腎臓に差し込んで管から装着した袋に尿を出していました。
その袋は太腿で固定するのです。
管が取れないようにテープで固定していたのですが、かなりかぶれて痕が残りました。
次の日から歩行リハビリが始まり、入院から12日で退院。退院後は毎日朝晩2時間ずつウォーキングして体力作りをし、今月から仕事復帰をしました。
毎月の通院は有りますが、一年乗り越えてようやくここまで回復できた事を心から嬉しく思っています。
夫は膀胱癌により膀胱を全摘出し、ストーマ装具を身に付けて生活せざるを得なくなりました。
ビニールの袋なので、そのままだと肌に当たる感触が良くなくて、市販のカバーを購入したのですが、本人はあまり納得していなくて、深さが浅くてストーマ装具が出てきちゃう。それなら手作りすればいいんだ!と手ぬぐいで作ってみました。
ポケットを深くして、ストーマ装具が着替える時でも、人の目に触れないように上蓋も付けてみました。
ストーマ装具って、聞いたことがある人、全く知らない人、いらっしゃると思います。
私は聞いたことはあるけど、どんなものなのかまで考えたこともありませんでした。膀胱を摘出してしまったので膀胱の代わりにストーマ装具が必要となります。
市区町村により、この装具の補助金がもらえたり、障害者手帳を発行してもらったり、手続きも色々ありました。
12月5日は叔父の命日で、今年三回忌を迎えました。
昨年も命日にお墓参りに行きました。
その時、叔父には「夫がお空の世界に行かないように見守ってね!」とお願いしていたので、今年の命日には「夫は少しずつ回復し、今は仕事も頑張っているよ。見守ってくれてありがとう」と報告してきました。
叔母や従姉妹にもようやく夫が病気だったこと、先月の手術で、ほぼ通常の生活が出来るようになったことを伝える事が出来ました。
いつ何が起こるか分からないけれど、昨年11月から何が起こったの?っていうくらい目まぐるしい日々でした。
そんな日々でも、ピースと杏はいつも通りで、落ち込んでいても笑顔にしてくれるんですよね。
『お母さんが落ち込んでも、良いこと一つもないよ!』って言われているような気がして。
夫の前では、無理に明るくではなく、自然に明るく接し、笑顔でいることを心掛けました。
入退院の時には家族写真を。
入院日
手術当日
退院日
入院日と退院日はピースと杏も一緒に撮りました。普段家族写真は撮ることもなく、病気になり入退院の時に家族写真を撮るようになっていました。
今度は入退院しないで家族写真撮るぞ〜!
癌になんか負けないんだから!
ちょっと重めの日記になり申し訳ありません。
ストーマ装具を付けて生活している人がいることを知ってほしかったのです。
そんな中、悲しいニュースがありました。
名キャスターの小倉智昭さんが亡くなったというニュース、とても残念です。小倉智昭さんも、膀胱癌でずっと闘病されていました。病気のことも包み隠さずお話もされていました。
膀胱は全摘されているのに、亡くなった病名は膀胱癌だなんて悲しすぎます。
心よりお悔やみ申しあげます。
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