神奈川県相模原市で発生した、
チンチラペルシャ111匹の多頭崩壊。
昨日までに111匹中約70匹の里親さんが決まったそうです。
団体さん介入後、400万円を超える義援金や、
建物に入りきらない物資支援があったそうです。
かくいう私も…
フードや点眼薬の物資支援をしています。
昨日も送ったところです。
私は日頃基本物販支援しかしません。
しかし今回は、
龍太郎に似た子達が苦しんでいる姿が、
目から、頭から離れず、心が痛く、
日頃はしない物資支援をさせて頂きました。
龍太郎にも支援することを相談しました。
返事はありませんが、
龍太郎が食べなくなった分の費用を、
保護されケアを受けている子達に食べて貰うことに
しました。
生きて保護された子は111匹。
それまでに亡くなってしまった子は、
果たして何匹いたのでしょう？
猫風邪やその他疾患で、
眼球摘出手術を受けた子も複数居るそうです。
個人的に思っているのが、
インブリードがキツく、
先天性疾患を持ってしまった子は何匹居るのだろうか？病気で譲渡に至れない子も居るのではないか？
奇形が危惧され、アウスされた命は無かったのだろうか？
そんなことを思うと、自然と涙が溢れてしまいます。
命を大切にするってなんでしょうね？
どうしたら？人間は動物達の命に責任が持てるようになるのでしょうね？
今回チンチラペルシャの多頭崩壊を起こしたのは、
一般家庭の方だと聞いています。
私はここ何年か、
地域で「適正飼育」に関する啓発活動を、個人で不定期ではありますが実施しています。
自分でコピーした環境省のパンフレットを複数持参し、地域を周ります。
ポスティングをしてみたり、
道端でお声をかけてパンフレットをお渡ししながら、
放し飼いの家はないか？
多頭崩壊になりそうな家はないか？
子猫がウロウロしていないか？
自家繁殖してる家はないか？
猫が遺棄された、される場所はないか？
等の話を伺ったりしています。
話を聞いて下さった方に、お礼に自作の猫モチーフのマグネットや水引ストラップを貰って頂いたり
してきました。
啓発活動も煙たがれる時もあります。
時には心無い言葉を頂くこともあります。
一度声を掛けたら、ホースで水をかけられた事もあります。
私の町は、先人のボランティアの方々のおかげもあり、野良猫が居ません。
しかし、一般家庭による自家繁殖からの多頭崩壊はたまに有ります。
そして遺棄はまだ有ります。
私がずっと思っているのが、
「一般家庭での自家繁殖の禁止」
「ブリーダーの国家資格性の導入」
を、動物愛護管理法に盛り込んだらどうなのだろう？
ということです。
よく、猫の繁殖を予防する表現に、
「蛇口を閉める」
というモノがありますが、
蛇口も閉める所が違うと、その効果や結果が変わってくると考えます。
たぶん、TNRや保護猫活動がされるようになり、
30年は経過していると思います。
なのに、悲しい事態が無くならないのは、
閉める蛇口にも問題があるのではないのか？
そう考えてしまいます。
ペットは法的に【動産】に当たります。
飼い主の【財産】です。
しかし、多頭崩壊等起きた時にはどうでしょう？
それが一気に【飼い主の負債】になり、
手放し、その後の飼育やケア里親探しを、
団体さんや個人ボランティアさんに丸投げし、
自分達が生み出し認定した【負債の命】に対し、
経済的に支援したりもしないのが現状ではないのでしょうか？
私は、収入があるのなら、里親が決まるまで一定額差し押さえて、責任を持ってもらう、
家や土地があるのなら、差し押さえてもいいのではないのか？と考えます。
「自家繁殖による多頭崩壊」は、
私は「動物虐待」だと考えています。
人間が気をつければ確実に予防防止出来るからです。
【自己破産】するにも条件があります。
それ同様に、自家繁殖による多頭崩壊にも、
起こした人間に条件があっていいのではないのか？
と思っています。
多頭崩壊を起こす人は、
私の経験上、また多頭崩壊を起こしたりがあります。
その時だけ、「ごめんなさい…」なだけで、
生み出した命に責任を持たず、
命にかかる費用も他人任せは…
如何せん「おかしい！」と思ってます。
残念なことに、
自家繁殖を好む人は好みます。
続けます。
団体さんや個人のボランティアさん達がいくら頑張っても、罰則が無ければ、その効果も十分に発揮され
ないのが「今」なのではないかと考えます。
PDCA的に考えても、
問題のフェイズを変えて、
閉める蛇口も変える、もしくは追加する、
を実施してもいいのではないのか？
これが私が10年弱、啓発ボランティアとして活動してきた考えです。
今月２月22日は、龍太郎の命日になります。
私はこの先、新しい命を受け入れられませんが、
龍太郎が私にくれた18年という、
時間と愛情に見合った、
その恩義に報いて行きたいです。
１人で出来ることは微々たるモノではありますが、
「命を大切にするって何だろうね？」
「命に責任を持つって何だろうね？」
と自問自答しながら、
出来る範囲で出来ることをしていきたい…
そんな思いです。
長文になりました。
最後まで読んで頂き感謝致します。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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