
皆さんは、なんどか転居の経験はありますか?
ご主人様は昔、二十歳の頃、大阪は茨木市総持寺と言う所に住
んでおりまして。
何ぶん学生ですので、トイレも共同の安アパートに住んでおり
ました。
自慢じゃ無いですが、近所からは「化け物屋敷」と呼ばれてお
りました(¨ )。
正式なアパート名はたしか「田尾れ荘」とか言う名前やったと
思います。
なぜ「化け物屋敷」と呼ばれているかと言うと、ともかく古
い。
2階建てのアパートですが廻りは木や雑草におおわれ、ツタが
延びきって今にもこのアパートを取り込もうかと言うくらいで
す。
部屋数は20位あったと思うんですが、入居者は半分ぐらいで
したな、入り口は一つで扉は三分の一は閉まらず、開きっぱな
し、たえず野良猫が
走り回っております。(=゚・゚=)ε=ε=ε=(=^・・^)/

下は土間で雨の日は大量に雨漏りがして土間を濡らします。
後でわかったのですが、2階の住居者が少ないのは雨漏りの
為、使える部屋が少なかったんですね。
先程申しましたように、共同のトイレ、裸電球がアンモニアの
臭いを演出します。
トイレも足を乗せたらゴトッと傾くんです(^ω^)。
ご主人様の部屋は1階の入り口から3件目、鍵も、と~に壊れ
ていて、ゴムで止めてましたから、よお、泥棒が入らなんだこ
っちゃ。この部屋がまた汚いのなんのって、
6畳一間で一つとして同じ色の畳がありません。
寝てると畳から、すっぱい臭いがします、まあ10日もすれば
慣れますが…
でも、この部屋に一つだけキズがありまして
(まだあるんかいな(^_^;))

(綺麗に化粧してもらったニャ~(〃^_^〃))
とにかく、夏は暑く、冬は寒いんです。
一応、大きな穴が50箇所くらい開いてるアミ戸はあるんです
が、、、
窓を開けると、雑草がそこまで迫って来てます、夏は虫の声と
蚊の音色でほんに風流です。(言うてる場合か (>_<) )
しかし、あの蚊だけは大変でした、半年も住んでおりますと隣
のやつと友達になり
一緒に飲んだりなんかします、年も一緒で、わりと気が合い、
カボチャみたいなヘアースタイルをしてまして、まあ、、わか
りやすく言うと間寛平みたいな頭をしてました、付けたあだ名
が「カンペイ」
入居した夏の事です、御主人の方が若干貧乏でして蚊取り線香
を買うお金がありません、それで夜中、隣のカンペイが寝静ま
った頃そ~っと、窓から侵入して
寝顔に「ごめんな」言うて、蚊取り線香を捕って来るんです。
ご主人様は、蚊取り線香を炊きながらすやすや眠っております
と、隣から「ギヤー」と叫び声、ご主人様、お隣から蚊取り線
香、くすねて来た事などすっかり忘れて、隣の相棒の所へ駆け
付けました、そうしたらカンペイが壁を指差して震えておりま
す。
どうしたんだろうと壁を見ますと、壁一面にび~っしりと蚊が
止まってます
そう、壁一面真っ黒です。・・・(;゜_ゝ゜)ェェェ!
あ~~恐い!(;´Д`)
学生時代の懐かしい思いで…
あのアパート「たおれ荘」はもうないやろな~、、、おそまつ
なお話でした。
あのカンペイとは色々思い出がありまして、また折に触れて書
きますね\(*^0^*)
最近のコメント