ご無沙汰しています
昨日、居酒屋「酒楽飲」でこの間お話した
仙台で地震に遭遇した社長さんにお会いして、ゆっくりとお話を伺いました
聞けば聞くほど地震の怖さと悲惨な状態の現実を思い知らされました
そうして、この社長の強運の凄さです
地震発生当日、社長は一人で車を運転して仙台市内から海辺の
現場に戻るところでした
地震発生・車は大揺れ道はひび割れ「その亀裂に車が吸い込まれて
俺も終わりかな~」と思ったそうです(σ≧▽≦)σ
暫らくじ~っとしていたら地震も落ち着き現場に急いだそうです
考えるともっとも危険な海辺に向けて車を走らせていたのですね
途中で1台の軽自動車が道路の段差で前に進めず、道の端に寄って立ち往生していました。
そこには親子とおじいちゃんみたいな人が車から降りて思案していたみたいです
気にはなったのですが、社長はその横を通って現場に急ぎました
まさかそのすぐ後にあんな津波が来るとは夢にも思わなかった・・誰も想像できなかった
今通って来た道は跡形も無く津波にさらわれました。
「親子とおじいちゃん・・あの時声を掛けていればなにか俺に出来たのではないか」と
自責の念に苛まされると声を殺してお話になりました(/_;)
そうして現場の駐車場に車を入れようとバックで切り替えしたのですが、ななめに車が
入ったもので再度前に出したところ右から津波に流された車が固まって
迫ってきたそうです高台の作業員からは「早く逃げろ~」と叫び声、
社長も間一髪難を逃れたのです。あの時車が斜めではなくスム~ズに入っていたら
俺は死んでた、一旦前に出たので右からの津波が見えた・・と言っていました(#-"-)ξ
(高台に避難していた社員達は、どこのア○や津波に向かって帰って来るなんて・・
車の横に書いてある社名を見て。。あっ!うちの社長やないかな!・・って、絶句!)
それから上に非難している社員を乗せて高台に走らせたのですが、それも道が
盛り上がっていて車も途中で置いて歩いて体育館に避難したそうです
前に書きましたがそこも被災に合い、難を逃れた社長達は水の漬かっていない丘があり
そこに80人くらい非難したそうです。
まるでそこだけ「孤島みたいで、80人も居ると椅子取りゲームみたいだよ」と
言っておりました。
そこでみんな身体を寄せひざを抱え、じ~っとしていると、4時位になって今度は
吹雪が襲い、前にいる人達を見ると、見る見る皆の背中が雪で白くなり、
まるで雪だるまみたい(=゜・゜=)
俺も後ろの人から見たら雪だるまに見えてたんやろうな~と、少しおかしくなったって
言っていました。
ともかく寒く、燃やすものも無くあるのはタイヤぐらいでみんながなんとか火を付けようと
ライターをカチカチやってもまったく火がつかない。。このままでは皆が凍え死ぬのではないか
と思った社長は、「そうや!俺の置いてきた車にガソリンが缶に積んである」
(たまたま、施工主から「小屋に置いていたガソリンなんとかせい!」
と言われていた物を積んでいたらしいです)
そうして、この社長一人で水の中を渡って自分の車まで戻ったのですよ。
余震もあり、いつ再度津波が押し寄せてくるかもわからない所を皆の為に、凄いと思いませんか?
車にたどり着くと半分水に漬かっていて、窓を木で叩き割ってガソリン缶を
みんなのいる所まで運んで、車のタイヤにガソリンかけ火をつけて皆を救ったのですよ。
顔は吉本のホンコンさんそっくりなんですが、その話聞いて社長
ダイハードのブルース・ウィリスに見えましたがな(^_-)-☆。
そのライターで火を付けた時に思ったそうです
「あ~やっぱり禁煙しなくて良かった、ライター持ってて良かった」って(^_^;)
それから夜、ここを離れようと何人かで暗い山道をロッククライミングみたいに進んで
行ったそうです。
そうすると、むこうから懐中電灯を照らした数人がいて近くの工場の人達で、その方達に
衣類をもらい、一晩泊めていただくなど助けてもらったと言っていました
翌日、自分達が泊まっている宿に行ってみると宿は1階が全滅状態、社長達は2階の
部屋でなんとか水には漬からず、置いておいた荷物から着替えもできたそうです
それと駐車場に10台置いておいた車。。。なんと奇跡的に社長の車と後1台だけが
助かって、
エンジンも掛かるし、携帯の充電も出来る・・なによりヒーターが使えた事が
一番嬉しかったそうです。
それから車を走らせたのですが道が水で埋まって走られない、回り道して土手に上がり
車一台ようやく通れる所をそろそろと走らせたそうです
後部座席の若い者に両サイド窓から顔を出させて誘導してもらっての運転とか
聞いたら左右は崖みたいなところで落ちたら終わりやったな・・って
この社長、機転が利くのか無茶するのかわかりません
とにかく無事東北から帰ってきました
でも週末に又仙台に行くそうです。
それは神戸の商社から依頼の仕事で仙台に行ったのですが、その被害状況を写真に
撮って来るのと、自分達の車の被害証明書を役場で貰ってくる事
それと、なんと言っても知り合いが避難所で暮らしているので物資を届けたい・・との事
そこで私も食料品等持って行って頂くことにしました。
そこの避難所はなぜか山奥の避難所よりも待遇が悪く他の避難所が三度の食事
なのにそこは1日おにぎり1個だったそうです
なんでも暖かい食べ物が欲しい・・と言われました。
長くなりましたが、被災地に一刻も早く復興と笑顔が戻りますようにお祈りいたします。
P・S
何時も、つたないネコジルシ日記見て頂いたありがとうございます。
性格ですか、文章も何時も笑いに持っていこうと行こうとしているのですが
この時期なので・・・・・
また、みなさんが「ぷ~」と笑えるような文章が書けるようになるまで
お待ちくださいね。
最近のコメント